第2次京都遠征第3弾 上原橋 前編

丹波高地(たんばこうち)

京都府北部、兵庫県北東部、滋賀県県北西部、福井県南西部に跨る広大な高地。
比良山地(ひらさんち)、野坂山地(のさかさんち)、丹後山地(たんごさんち)などの山地山脈を含み、特に綾部市周辺は2016年に京都丹波高原国定公園に指定され、その山深さが認められました。

今回はそのど真ん中。
綾部市にある橋に訪れました。
それでは、レポスタート!

あんなの見ちまったら行くしかないよね・・・

京都府道・福井県道1号を起点まで走りつめ、綾部市内を取って帰還しようとしたときそれを見つけました。

あれは見紛うことなき吊り橋。
呼ばれたとしか思えませんぜ。
架かっている川は由良川(ゆらがわ)。
一級河川の本流です。
堤防も大きく橋への正確な道が見通せません。
勘だなこれは。
この集落の中を探すのか・・・

上原(かんばら)集落

・・・あんぎゃらではないようです。
この辺りは明治から昭和22年まで存在した何鹿郡山家村(いかるがぐんやまがむら)の村域になります。
合併から60年たってもこの辺りの地域柄はまだまだ色濃いようですね。
近くにはJR山陰本線(さんいんほんせん)山家駅(やまがえき)もあります。
目印としては丁度良いですね。
山家駅にセレナちゃんを停めさせていただき、徒歩で探します。
こういう集落内は機動力重視。
セレナちゃんちょっと重量級なんで・・・。
上の交差点を直進し、一路川のほうへ向かいます。
木製電柱がいい味出してます。
夜はちょっと怖いだろうなぁ・・・。
丁字路にぶち当たりました。
しかしここより左には川しかないはず・・・。
てことは来たよね

思ったよりきてるな!!

この橋は現役です。
集落の方が由良川の対岸に渡るのに使用する人道橋。
よく見れば周囲は結構手入れが行き届いています。
ここに書かれている大野ダム(おおのダム)はお隣船井郡(ふないぐん)京丹波町(きょうたんばちょう)の更に東、南丹市(なんたんし)にあるダムです。
川はつながっているということを時折、人は忘れそうになりますが、こういうのが本当に危険なんですよね。
これからの季節、気をつけないと。

橋台とアンカーが一緒になったパターン

そういえばあんまり見ないな。
主塔が陸に近いとこういう形には出来ませんからね。
ある程度の距離が必要です。
年季は入ってますが、まだまだ安定感を感じます。
良し、渡ろうじゃないか。
印象的だったのが主塔直前の梢を抜けた瞬間の眩しさでした。
それほどまでに木々は主塔を覆い隠しています。
由良川右岸からこの橋を見つけるのはなかなか困難な作業です。
欄干低いな・・・。
下が見えないのが幸いです。
ここはまだ吊り橋ではなく桁橋の部分。
主塔の両外側は桁橋、中央部が吊り橋という構造になっています。
分かりやすい!
橋全部これくらい大きな名札が付いてれば分かりやすいのに。

上原橋(かんばらばし)

それがこの橋のお名前です。
そして主塔を潜ります。
そうなんですよ。
ここからがこの橋の本番!!

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