向笠峠 幻惑の墜橋編
まだ道は続いています。
しかしその時は近い。
いつ来てもいい覚悟をしなくてはなりません。
谷がきっつくなってきました。
奥に見えるのは砂防ダムですね。
人工物が少なくなってくると砂防ダムにすら勇気がもらえます。
林道にしか見えない道は細々と粘り強く続いていきます。
擁壁はコンクリートかな?
非常に見にくいですが。
ホントよく粘るな、この道は。
もう駄目かと思う場面は何度もありましたが、それでも何とか現役としての姿を残しています。
つまりまだ先に利用価値があるものが残っているということ。
それが林業としてなのか、地産としてなのかはわかりませんが。
川との比高が怖いレベルになってきました。
そして山の姿が植林地と原生林がはっきり分かれています。
原生林のとこは大概、崖ってことです。
アグレッシブだな!!
荒々しい岩肌の脇をへつっていきます。
しかし小さな里山の中なのにものすごい山奥に感じます。
海も近いので標高はまだ100mちょっとのはずです。
いいわぁ
この道好きだわぁ。
いやセレナちゃん同伴ではご勘弁願いたいですが、徒歩なら非常に気持ちのいい道。
マイナスイオンが溢れてます。
ちなみに安定して見えますが、路肩は結構やばいです。
通る車は相当絞られるでしょう。
やんわり崩れてます。
しかしまぁ使用頻度を考えれば仕方ありません。
そのときはもうすぐそこ。
これまでで一番古そうな砂防ダムが現れました。
それが合図だったかのように、道にも変化が現れます。
消えてる!!??
道どこ行った?
ただの谷になってないか??
先に道は無い
そこで僕は対岸に目をやりました。
こういう場合、橋が墜ちているだけで対岸に続いているというパターンがありうるのです。
そこで見たのがこの風景。
あの凹み・・・
あれか!?
これは・・・
木橋の痕跡??
いやただの倒木か?
う~ん、わからん。
渡る前にちょっと先へ・・・。
道は・・・見えないな・・・。
やっぱり対岸が活路か。
そう、前回僕はここで引き返しています。
この先は未知の領域。
ここを解き明かす為に来たと言っても過言ではない!
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