京都遠征第2弾 夕潮台公園の謎の穴
舞鶴でのお仕事を終えて帰る途中、それは現れました。
まったく想定していないときに、予想外の場所に現れたそれは、僕に車を停車させるには十分なインパクトを持っていました。
前情報無しの遭遇。
その正体を探ります。
レポスタート!
舞鶴赤レンガパーク
軍港舞鶴の象徴的な建造物群。
敦賀市にも赤レンガ倉庫はありますが、いろんな意味で負けてます。
こういう趣味してると煉瓦建造物にも興味出てきますよね。
まぁここに来たのはお仕事なんですが。
雰囲気あるノスタルジックな建造物群、その向かいにあんなものがあるとはまったく想像していませんでした。
だってこの場所・・・、
舞鶴市の中心部なんですから。
右の建物は舞鶴市役所。
特に東舞鶴の中心は正にここに当たります。
左側に見える小山は夕潮台公園(ゆうしおだいこうえん)という丘を利用した都市公園です。
そしてこの丘を何気なく見たときに衝撃が走ったわけですよ。
ちょっと見てみましょうか?
穴!そして穴!!
一目見て2つの事実が確定。
1つ、入ることはできないだろう。
2つ、まともな由来の穴じゃないだろう。
まずは右の穴。
コンクリートで覆われたその姿は隧道と読んで差し支えのない姿。
手前に立っている木は木製電柱です。
もしや今も現役か・・・?
電線らしきものが巻かれてますが・・・。
この上には公園があるので、そこまで繋いでるのかも・・・?
そしてこいつ、ただのコンクリ巻きの隧道かと思ったら・・・。
コンクリートブロック積みだったのね。
レアとは言いませんがそれ程多くないこの形式。
やはり普通の隧道とは違うものを感じます。
そして核心、こいつは登れない。
つまり最終手段は正攻法しかない。
・・・終了・・・
残念ながら中を拝むことは出来ませんでした。
しかし不思議なのはこの立地。
どう考えてもここに隧道を掘る理由が見当たりません。
だってここでっせ??
上に行けばすぐに海沿いを回れる立地です。
前島みなと公園の辺りはあからさまな埋立地。
この穴が掘られたころには海だったと考えられます。
しかしそうでなくても国道27号という絶対的な幹線がすぐ南を走っているのに、ここに穴を掘る理由がない。
この時点でようやく僕は一つの仮説にたどり着きました。
いや、最初から頭の片隅にはありましたが、これしかなくなったというべきか・・・。
防空壕だろお前!!
調べてみたところ、この夕潮台公園自体が、戦時中海軍の官舎が建ち並んでいた場所で、官舎山(かんしゃやま)という別名までつけられていたそうです。
そりゃ防空壕あるわな。
正直気付いてから、一気に興味はさめたんですが、一度付き合った穴。
最後までお付き合いしようじゃありませんか。
そもそも僕の知っている防空壕はこんな規模じゃなく、せいぜい裏山に掘った小さな素掘りのものだけでした。
さすが軍港都市舞鶴、防空壕も規模が違います。
蟻一匹はいる隙間もない完全封鎖。
扉があるということは何か再利用されてるんでしょうか?
キノコか?ワインか?
この開かずの扉の向こうに何があるのか。
それは僕には永遠に分からないかもしれません・・・。
以上、夕潮台公園の謎の穴編
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