2016年度京都遠征第1弾 岩屋大明神参道

峠レポばっかりで疲れてきたよ!!

いやまぁこっちの都合なんですが。
なんかこの時期、林道峠にはまってたんですよね。
そしたらレポする段階になって、まぁしんどいしんどい。
峠ネタってよっぽど特徴ないと書く事似通って来るんだよ!

というわけでここらでちょっと休憩。
当ブログではあまり取り上げないやつをやってみましょう。
それではレポスタート!
いつもと全然入り方が違う(笑)
いや僕ね。
神社仏閣も大好きなんですよ。
道ほどじゃありませんけど。

岩室稲荷神社

(いわむろいなりじんじゃ)

京都府舞鶴市(まいづるし)の東の端。
福井県境にほど近い場所にある神社です。
非常に由緒正しい神社で、舞鶴で商売をする人は必ずお参りに来る商才の神様なんだそうです。
もちろんお参りしたのですが、僕の視線は左の車の後ろに・・・、

ここは気になるよねぇ・・・
ここで僕はおもむろにスマホを取り出して調べてみました。
そこに書かれていた事実は僕を惹きつけるに十分なものでした。
裏山に続く石段の先には祠があり、そこには岩屋大明神が祀られています。
稲荷神社というだけあって岩屋大明神は白狐で、この裏山にある岩室に住んでいたそうです。
お稲荷様ということはウカノミタマか、それともダキニ天か。
白狐ってことは前者かな?

まぁなんにせよ。
そんな伝説聞かされたら行きたくなりますよね。

つうかもうこの時点で惹きつけられてる!!

何だこの吸引力は。
この先が見たくて堪らない!!
登り始めてすぐに祠がありました。
ここでも手を合わせて進みます。
出会うのが狐ならいいですが、ぷーさんとか洒落にならないので・・・。
恐らくここにはかつて鳥居が立っていたんでしょうね。
原因は分かりませんが倒壊した様子。
独特の雰囲気が漂っています。
このあたりを見渡すと、なにやら柱がたくさん転がっています。
これとか・・・。
こんなのとか・・・。
これって・・・あれだよね・・・。

鳥居って壊れたらもうちょっと丁寧に扱うもんなんじゃないの??

いや知らないけど。
なんか凄い無造作に置かれてましたけど・・・。
もしかしてここ・・・・、あんまり人入ってない・・・?
しかしそれでもなお、この光景は素晴らしい。
鳥居の醸し出す神聖な雰囲気。
日本的な美しさがこの裏山には溢れています。
伏見稲荷大社とはまた違う鳥居の魅了ですね。

素晴らしい

これは思った以上に気持ちがいい道だ。
山歩きをしていてもなかなかこのレベルの道にめぐり合うことはありません。
風が心を吹き抜けて、悪いものを連れ去ってくれるような。
なんとも清々しい気持ちにさせてくれる道です。
途中には石柱が立っていました。
削られて読みにくいですが、「国威○場」とありますね。
軍港舞鶴という立地もあるのでしょうか。
いわゆる尾根道。
なだらかな尾根線に沿って参道が作られているわけですが、周囲の木がまたいいのです。
日本古来の森は恐らくこんな雰囲気だったのでしょう。
江戸時代の風景とそれ程変わっていないのではないでしょうか。
石段はおよそ400段あるそうです。
登り始めて15分ほどでしょうかね。
写真撮りながらですが、それ程きつかった印象はありません。
山に登りなれてない人はきついでしょうが。

少々太ももにだるさを感じたとき。
丁度そこは山頂でした。

岩屋大明神(いわやだいみょうじん)

そこには厳かなような、寂しげなような、不思議な感情に支配される空間がありました。
この状態はいいのだろうか・・・?
明らかに廃に片足をつっこんでいるお社。
保存会とかないのかな・・・・
お賽銭入れようにもこの状態は・・・
お社の前においておかせていただきました・・・
社の前には意匠を凝らした石畳がしかれていますが、すでに廃の雰囲気を醸し出しています。
いや僕は嫌いじゃないんですが・・・。
ここが白狐が住んでいたという石室ですかね。
こちらのほうが雰囲気があっていいです。
探索は真夏ですが、山頂らしく涼しい風が吹きぬけ非常に気持ちのいい場所でした。

とはいえもし雨ならば、稲荷神社ならではのあの独特の不気味さが支配するんでしょうね。
なんでなのか、あの魅力ある不気味さは嫌いじゃないです。
一度雨の日に来てみようかな。
場所は国道27号からも程近いこちら。
東に行けば吉坂峠も控えています。

鉄道では松尾寺駅が最寄ですね。
合わせて同名のお寺にも参拝できます。
個人的に僕が訪れた神社の参道の中で、マイナーなながら非常に魅力ある参道を持つ岩屋大明神参道。
もしお近くを通るのでしたら立ち寄ってみては?

以上、岩屋大明神参道編

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

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