しおかぜラインの謎の道 秘密の入り口編

気になる道ってあるよね

僕にとって、この道はずっと気になっていた道。
地図を見たときは何とも思わなかったのですが、現地を通りかかったときに、「あれ?あそこに道なんかあったか?」と思ったのが最初です。
それ以来、何度もこの場所を通りましたが、やはりそこに道は無い。

しかし僕はオブローダー。
気になるならば行動するのみ。
場所はここ!
分かる人にはわかるはず。
福井県道204号のヘキサが書かれている道がえちぜん河野しおかぜライン、大谷隧道群が書かれているのが国道8号です。
この道の入り口は起終点以外で唯一、国道8号としおかぜラインを繋いでいる連絡路。
そこから海沿いの大谷集落へ向かっていくようです。

おそらく終点付近は現役でしょう。
集落の道は現役で使われているのを僕は確認しています。
問題は起点周辺。
まずは入り口の確認からです。
ぞれではレポスタート!
さてさて、やって参りました。
右の大きな道がしおかぜライン。
今いる道が国道8号としおかぜラインを結ぶ連絡路です。

地図によるとこの先の(写真でいうと振り返る)ヘアピンカーブを直進する道があるはず。
ちょっと見てみましょうか。

みち・・・ある・・・はず・・・

確かに奥に道のラインは見える。
そしてその奥にゴールの大谷集落も見えている。

しかし、ここが入り口だと信じたくない!

ヘアピンカーブの曲がり口・・・。
ここしかないよなぁ。
これの前の探索が、こいつだから今日は藪まみれだなぁ・・・。
覚悟決めるか・・・。
スタートからこれだからなぁ。
現役区間まで改善の余地なしか。
いいだろう。
こっちも覚悟決めてやる!!

崩れてます

いきなり崩落。
これがこの道を余計道っぽく見せていなかった元凶でしょう。
たいした規模ではありませんが、落ちれば即アウトなこの高さではご遠慮願いたい場面。
慎重に乗り越えます。
ガードレールが無いのかと思ったらガードレールで崩落が止まりその上を歩いていたようです。
ガードレールって強いな・・・。
こんなレベルの崩落でもここでは命取りになりかねません。
慎重に慎重に乗り越えます。

崩落の先は藪が濃くなる

セオリーどおりですな。
スタート直後ですけども。
全体的に土が積もっているようで、もし崖側にこけても支えてくれるものは皆無です。
足元も不安定な石がごろごろしています。
この道では決して崖側を歩いてはいけません。
背丈を越える藪を掻き分けて進みます。
こういうときはぷーさんが怖いんですが、この場面ではその心配は無用です。
どこからも入り込めませんから。

落石と藪が行く手を阻む典型的な廃道

王道を行くオブローディングですね。
この光景が基本ですよ。
藪の中の道の特徴。

全然景色が変わらない

レポしにくいんだよ!
やはりこの道、かなり崩落が進んでいます。
それもけっこう古いものから新しいものまで。
かなり早い段階で使われなくなったようですが、何で地図はいまだに現役のような顔して乗ってるんでしょうね。
けっこうごっつい木も生えています。
これ成長するの5年や6年じゃきかんでしょう。
10年は経過していることは間違いありません。
よく見ると法面には石垣が・・・。
ということはけっこう出自は古い道ということか・・・?
僕の予想とはちょっと違うな・・・。
僕の予想するこの道の正体。

それはしおかぜラインの工事用道路

工事用道路がのちのち市道や里道として転用されるのはよくあることです。
それが廃道化したものだろうと踏んでいたんですが・・・。
もうちょっとちゃんとした道だったのか・・・?
石垣は時折現れます。
そしてこの写真のようにかなり風化したものも見られました。
こいつはいよいよ謎だな。

この付近といえば馬借街道がありますが・・・。
あれはもうちょっと北側だしなぁ。
かと思えば、いかにも新しい法面も・・・。

謎が謎呼ぶ展開!

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

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