富山遠征第3弾 栃折峠 前編
栃折峠(とちおれとうげ)
重そうな雪に覆われた栃折峠。
しかし僕としては正直、この程度かと思いました。
本来ならとんでもない雪の量だと思うんですよ。
2月ですからね、この探索。
そしていかにもヤバい国道の峠道の様相です。
しかしここは利賀村、元の標高が高いのでそれほど上らずとも峠に至ります。
問題はそれまで道が持つかですが。
そしてここ!
ここに違和感を覚えたあなたは相当するどい。
というより、この景色を他のサイトで見て覚えているか確か無理かもしれません。
注目すべきは右の斜面。
極小の穴!!
この小ささなのに扁額まで備えているこの隧道。
明らかに車両の通行は想定していません。
漆黒の闇。
それはすなわち隧道の長さと屈曲を物語っています。
もしそうでない場合、さらに最悪の結末、閉塞ということを示すわけです。
風は抜けてないんだよなぁ・・・。
しかしまたしてもこの小さな雪の壁が僕の進攻を妨げる。
ってか絶対入ったらただじゃ済まんだろ、これ。
この狭さだと全面蜘蛛の巣とかもあり得るぞ。
今回は素直に自重します・・・。
栃折隧道(とちおれずいどう)
良いだろう。
次来たときのメインはお前だ!
首洗って待ってろ!!
人道隧道の多くはポータルを持たない素掘り、せいぜいコンクリート吹付の物ばかりでした。
それがこれほどまでに立派に扱われている理由は何でしょうか。
さらに昭和34年という車社会が確立している時期に人道用隧道がわざわざ掘られた理由。
それはこの峠自体の非常に大きな謎といえます。
それはこの隧道より上の峠区間に答えがありそう。
再び登り始めます。
一つ分かる事。
当たり前のことですが、標高が上がれば雪も増えるということ。
記録的に雪が降らない冬となった2015-2016年ですが、やはりここまで標高が上がれば路肩の雪も迫力を増してきます。
・・・にしても少ないですが・・・。
そして、峠はすぐそこだった。
やはり片峠。
利賀村から峠まで、峠道と呼べる区間はほんのわずかしかありませんでした。
だったら余計隧道掘った意味が分からない。
これはもう少し周囲を観察する必要があるな・・・。
栃折峠、着。
標高620m、もともと利賀村の標高が高いので600m級でもそれほど苦はありません。
まぁここに来るまでにどんだけ峠越えてるんだって話ですからね。
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