阿曽隧道 Reverse編
もう一回利椋峠を越えるのは正直勘弁していただきたい。
阿曽隧道(あぞずいどう)
まぁ結局ここは通るんだけどな!!
標的接近セリ
旧道に到達!!
まぁ無理。
相変わらずゴリゴリの素掘り。
安定の光景です。
地質的にも安定しているのでしょう。
素掘りトンネルは暗い。
岩盤は光を吸収するので、コンクリートで巻かれた隧道よりはるかに暗いものです。
この短い隧道でも闇を感じるのはそういう理由もあるのでしょう。
しかしやっぱりこう見ると素掘り隧道は生々しいな。
よくわからないグロテスクさを感じます。
地球の体内とはよく言ったもんです。
落石はもちろんありますが、比較的平穏な洞内。
明治時代に掘られたことを考えれば驚異的な綺麗さです。
前回他の探索で埋まるんじゃないかと危惧した出口は、今回もちゃんと空いていました。
とりあえず一安心です。
ウィークポイントである出口付近のみ巻きたてられている石ブロック。
一切の綻びは見られません。
いい仕事してますねぇ。
まっぶし。
時間としては僅かですが、隧道から出るときはいつも目をやられます。
さて、そろそろ出るとしましょう。
年々、狭くなっていってるよなぁ・・・。
勝手にどかしたらダメなのかな?
どけたらどけたで崩れてきそうだけど・・・。
THE 廃隧道
まさにそんな姿ですな。
南口は人目に付きにくい分、こんな状況になってもだれも手を差し伸べてはくれないのです。
いや、見えてても誰も何もしてくれないかもしれませんが・・・。
なんか以前より荒れてるような・・・
冬の間は誰も通らないとか・・・?
いや、もともと誰も通らんだろ・・・。
相変わらず踏み跡は見えますが、以前より弱々しくなっています。
夏には消えそうで怖い・・・。
相変わらず駒止も無事。
風化が進んだというよりは崩壊と藪化が進んだ感じですね。
熟成が進んだともいえますが、肝心の阿曽隧道まで消えたら元も子もないな・・・。
ちなみにこの駒止の下には見事な石垣があります。
まぁ残念なことにとり損ねたわけですが。
近いけど遠いんだよなぁここ・・・。
そして現道へ復帰。
久しぶりの阿曽隧道はやはり唯一無二の存在でした。
敦賀にこいつがあることを、我々市民は誇っていいと思う。
割りと本気で。
以上、阿曽隧道 Reverse編
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