共同橋

それは偶然の出逢いでした。

美味しいそばを食べて、子ども達にかずら橋を体験させようと、池田町を走っている最中。
不意に見た渓谷に僕はそれを見つけました。
もうかずら橋はすぐそこだったので、即車を停めて徒歩でその橋へ向かうことを決めました。

正に一目ぼれ。
ぜひご覧ください!
レポスタート!

クリティカルヒット!!

細かい説明はいらない。
こいつが僕の好みの橋です。

苔生し具合、落ち葉のつもり具合。
雨上がり、渓流の声、肌寒い空気。
それら全てが最高のタイミングでかみ合っている瞬間でした。

足羽川(あすわがわ)

九頭竜川の支流の中でも日野川と並んで大きな河川ですが、ここではまだ渓谷の姿を見せています。
この辺りでは川ではなく「足羽川渓谷」とも呼ばれていますね。

しかしこの苔むし具合はヤバい。

夜来たら心霊スポットとか言われそうだなぁ。


あ、ちなみに僕は心霊系、案外信じてますよ。

自分は感じないという根拠一切ない自信があるだけで。

なので、逆に不謹慎なこともしませんし、馬鹿にもしません。

僕はただ道が好きなだけなのです。

・・・どんな漢字書くの?

まさかあれ?

いやそんな・・・。

そして奥に、何やら怪しい階段と道・・・。

あれは後程使わせていただこう。

道自体も廃道化したらえげつないことになってそうだなぁ・・・。

雨水を湛える下流側。

あの遊歩道、厳ついなぁ。

喫水面ギリギリじゃないか。

つうかもうちょっと雨降ってたら沈んでただろ。

削り流れる上流側。

これだけ色が違うのも珍しい。


ちなみにかずら橋は上流側です。

これより上流は国道417号冠山林道がセットになってその谷を抜けていきます。

新しい手すりの陰に隠れている親柱。

絶妙にとりにくいですがなんとか・・・。

これだけが唯一無粋だなぁ。

まぁこの先は現役施設なんで致し方ないところはありますが・・・。

やっぱりこの漢字か!

共同橋(きょうどうばし)

なんか学生寮の前とかにありそうな名前だなぁ。

名前の由来が知りたいです。

ただのガーダー橋。

されどガーダー橋。


どうですか、この渋味。

竣工年もわからない橋ですが、酷く惹かれました。

これはいい橋です。

橋の先は即、階段。

つまり完全に歩行者用の橋となっています。


しかし構造的に恐らく過去には車両の通行もあったと思われます。

国道が線形改良工事で築堤された結果、このような姿になったものと思われます。


偶然見つけた味のある橋。

それは車道橋から歩行者専用橋となっても、健気に生き続ける老兵でした。

こういう姿が僕は大好きです。


以上、共同橋編

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

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