堀越峠 何もない峠編
むしろカーブと山が一体化しているかのような、何とも形容しがたい一体感。
このヘアピンは山との協調性という意味で抜きんでています。
福井県道248号など、他にもダートのヘアピンは見ていますが、ここは別格の雰囲気。
ここの写真を見てから一目ぼれしたのです。
九十九折れでもない普通のヘアピンですが、ある意味ここしかないという場所にあるからこそ良いのです。
道とは機能美。
力技も嫌いではありませんが、自然に忠実な道はなお良しです。
このヘアピンそれ程大きいわけではありません。
なのに3枚も写真使っちゃった。
これも完全に僕の個人的な好みです。
それももうお終いですので、ご安心を・・・。
前回とは山と崖が逆になる典型的なヘアピン後の光景。
これで結構高度は稼げました。
!?
なんかある・・・。
明らかに人の気配・・・。
正直全く記憶になかったんですが、こんなところに建物がありました。
倉庫っぽいですが、今も使われてるんでしょうか?
屋根が若干ヤバそうですが。
来たか・・・。
堀越峠、着。
標高510m、福井県と京都府を隔てる峠です。
峠を抜けた先には、旧道全体通して非常に数少ないひろばがありました。
この峠、かつてはボンネットバスも走ったとのことなので、このような場所で退避していたのでしょう。
しかし何もない。
もちろん石垣はありますが・・・。
旧国道の峠としては寂しいほどに何もない峠です。
看板もカーブミラーも、県境標もありません。
荷坂峠がいかに素晴らしかったか、よくわかるな・・・。
さて、当然ですがここで道は下りに転じます。
ここはもう京都府南丹市(なんたんし)。
福井県を脱しました。
福井側よりも、さらに引き締まっている印象を受ける京都側のダート。
これなら安心してセレナちゃんでも走れます。
木々の隙間から望むは丹後山地。
かつて挑んだ峠たちに思いを馳せ、またの来訪を誓いました。
レポしたい峠が溢れてるんですよね、ここ。
いいねぇ!!
照葉樹林の峠道!
最高の道路風景の一つだ!!
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