第2次三重遠征第3弾 国道306号桜狭区 後編
前編までの軒先クネクネからは明らかに空気が変わりました。
狭まったのは幅員だけでなく、道の取り巻く雰囲気も急によそよそしくなったようにさえ感じます。
この辺りは決して山深いわけではありません。
鈴鹿山地から張り出した丘がところどころ平野を浸蝕しているという様相です。
しかし平野から駆け上るこの地形はなかなかに激しい。
勾配はかなりのものです。
同じ狭さでも周囲が家か山かでは、心に与える印象は大きく違います。
どちらがいいとは一概には言えませんが・・・。
やはり離合場所は山の中こそ似合いますね。
まぁ住宅街にある理由もわかりますが。
僕的にはこっちの方がしっくりきます。
しかし雨の森は嫌いじゃない。
ヤマビルは嫌いですけどね。
こういう景色は癒されます。
尾根と言うほどの高さではありませんが、それらしきところに上り詰めました。
そして相変わらず広くなったり狭くなったり。
国道という目で見るとやっぱり異常です。
色々と施設が出てきました。
こうなってくるとゴールが近い予感。
後はタイミングですね。
先ほども言いましたが、ここはそれほど人里から離れた場所ではありません。
それは山と里が近いということを意味します。
山と里を断続的に繰り返しながら、人里に降りていきます。
しかし対向車が来ない。
本当に滋賀と三重を結ぶ国道なのか。
楽しい一人旅ですが、それももうすぐ終わりを迎えます。
そして横から鋭角に大きな道に合流します。
こういう合流の仕方から考えられる結果は一つしかありません。
四日市菰野バイパス(よっかいちこものバイパス)
2011年12月1日開通。
気が付けば4年弱も前だったのか・・・。
現在でも今回区間は国道指定を外されてはいないようで、新旧道共に国道として現役です。
有料道路でもないので、もしかしたらそのうち解除されるかもしれませんが・・・。
賞味期限は短めかもです。
いや旧道廃道となった方がおいしいかも。
以上、国道306号桜狭区編
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