三重遠征第4弾 酷道25号 Revenge 加太越 前編

酷道25号

旧1級国道でありながら、酷道として蛮勇を振るう稀有な存在。
その真価は非名阪と呼ばれる名阪国道の並走区間に集約されます。
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しかし一言で「非名阪」と言っても奈良県と三重県にまたがる5市村を経由するけっこうな長さの区間。
その中には片側1車線を有する区間もあり、全線がえらいことになっているというわけではありません。
それでは酷道25号の最大の見せ場はどこなのか。
僕は個人的にここを推したい。

加太越(かぶとごえ)

古くは神君伊賀越えで徳川家康が命からがらの逃避行を演じた峠(複数仮定地あり)。
かつては加太越奈良道(かぶとごえならみち)という街道筋でもありました。

前回も書きましたが何せ夕暮れ・・・。
そんな歴史ある峠が今は、えらいことになっている!!

レポスタート!

明るい!明るいぞ!!
当たり前ですが、前回の薄暗い状況を考えれば感動に値する探索のしやすさ!

レポのスタート地点は大和街道架道橋を伊賀側にすぎた場所からスタートします。
年末年始の雪の残る加太越を楽しませてもらいましょう。
やはり標高が上がってくると雪は残っているもの。
路肩にはそこそこの積雪が残っています。
まぁ敦賀ほどではありませんが。
基本的に路面が悪い。
砂利が混ざった溶けかけの雪が路面に満面無く敷き詰められているような状態です。
何をどうしたらこんな状態になるのか理解に苦しむ。
除雪が入った直後とかはこんな状況あるかな?

路面がどんどん悪くなる・・・。

完全に剥がれちゃってるじゃん。
雪に泥が混じる理由もわかるよ。
橋上が一番きれいって言うね・・・。

通行注意だと思うんならどうにかしようぜ三重県!!

疑似ダートと呼ばれる区間。
限りなくダートに近い舗装路。
体感できるのは関西ではここしかありません!

その上さらに狭くなるのか・・・

ここからはさらに気合を入れねばならんようです。
そしてこの日はいつもより、対向車が多い。
気は抜けません!!

これが国道だと・・・。

使い古されたセリフかも知れませんが、やはり衝撃的な光景。
ダートも怖いですが、離合の際の路肩も怖い。
おお!
ガードレール登場!

さっきのあたりが最凶ポイントだったようですね。
下りなら余計怖いことでしょう。
下りなら山側なのが救いです・・・。
ガードレールこそつきましたが、国道としての基準を疑うような道が続きます。
これって舗装路と呼んじゃダメだよね・・・。

元凶キタっぽい・・・

こちらの工場のダンプがこの疑似ダートの元凶と言われています。
言われてますというかその通りなんでしょうが。
舗装をはがされ砂利をばら撒かれ、さらにそのまま放置される・・・。
道としてはなかなかの鬼畜の所業を耐え抜いております。

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