檜峠

国道367号

通称「鯖街道」と呼ばれるこの道は京都府京都市と福井県三方上中郡若狭町を結ぶ国道です。

通称の名の由来は、現在の国道のルート上に同名の街道があったことから。

小浜で捕れたサバを京都まで運ぶルートだったことに由来しています。


現在では併走する国道162号と共に京阪神のバイク好きには有名なツーリングコースとなっているこの国道。

適度なワインディングロードがその由来で、中でも「花折峠」は特に有名です。

某関西ローカル番組の「鯖街道踏破企画」でも取り上げられ知名度をあげました。

さて今回ご紹介するのはそんな国道367号の中でも、ローカルな峠。


檜峠(ひのきとうげ)


実は道路地図にも記載されている峠なんですが、誰にも意識してもらえない可哀そうな峠。

そう!

僕の好きな奴です!

それではレポにいきましょう!

国道367号は国道162号と国道161号の真ん中を併走するルートをとっています。

隙間を通したようなルーティングのおかげか、ほとんど街らしい街を通らないのが魅力。

京都から出たら後は終点までひたすら農村です。

合併によって異常に広い自治体となった高島市。

ここは旧朽木村です。

朽木本陣という道の駅を抜けると、道はいよいよ鬱蒼とした杉林の中へ。

まぁ峠らしくないんですよ、本当に。

峠までは短いし、片側1車線だし、カーブは緩いし。

恐らく線形改良の結果なんでしょうけどね。昔は名のある峠らしく、もっとくねっていたんでしょう。

そして、

檜峠着。


え?早すぎる??

だってさ、

本当に見どころないんだもん!!


「本当に檜が生えてますよ!」

ってことくらいしかアピールポイントが無い・・・。

ちなみに峠には「高島市朽木」と「高島市今津」という看板が取り付けられています。

これで辛うじて峠の体裁を保っているかな。

写真は後続車のクラクションにビビり撮れませんでした・・・。

登りは楽でも下りは長いって峠も結構あるんですが、ここは下りも一瞬。

まさに「名前だけ残った峠」となっています。

しかしこれは・・・、虚しいな・・・。

本当に峠から降り切ったところにお地蔵さまがありました。

もちろんここでも一礼。


ただ集落のお地蔵さまの可能性もありますね。

ここでこの檜峠のレポを公開しようと決めた(それまで余りにも単調だったのでボツかなと)、不思議なものと出くわしました。

それがこれなんですが・・・、

正直・・・、

なんぞこれ?


公園のベンチのようにも鳥居のようにも見えるし、

机のような部分には人の名前が掘ってある。


変な形の記念碑か??

こんなのを他にも見たことあるという方、ご一報をお願いします!

最後に国道橋としてはなかなか年代物の橋。

これがこの道の歴史を物語っています。

よく見るとガーダー橋の接合部にひび入ってる!

・・・大丈夫・・・なんだよね・・・?

後日レポしました!こちらをご覧ください!


以上!檜峠編

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