京都遠征第2弾 前ヶ畑峠
京都
かつての日本の都であり、文化芸術の中心地。
世界遺産にも登録された寺社が立ち並び、雅な空気に染められる日本最大の観光地。
現代では政令指定都市に指定され、100万人以上の人口を有する大都市です。
しかし僕は京都に観光しに来たわけではありません。
はっきり言うなら、
峠を越えに来た
目的を終えたらすぐに敦賀に帰ります・・・。
前回の途中越ですでに京都市内に突入した今回の遠征、いよいよ僕が今回の最大の目的としている区間に入ります。
それは・・・、
国道477号
三重県遠征で紹介した国道421号が可愛く思えるほどの現役全国区の酷道です。
近畿三大酷道
この称号を送りたい!
数回に分かれる「酷道477号編」ですが、お付き合いください。
それではレポスタート!
今回は途中越から下ってきた青看板の交差点。
ここをレポのスタートとさせていただきます。
右折すれば、魑魅魍魎の世界があなたを待ってるのです。
一般的な400番台国道の仮面をかぶる477号。
そもそもこの国道477号というのは三重県四日市市を起点に、大阪府池田市を終点とする路線です。
それ自体におかしな点はないんですが、酷いのはそのルーティング。
四日市から池田に向かうのにこの道は今、なぜ京都市内北上しているのか?
国道365号とは別の意味で迷走しています。
こっちの方がより広域でですが。
そう、ここは京都市左京区。
天下の政令指定都市、人口100万人を有する京都市。
しかし・・・、現実、目の前には、
こんなそそられる看板が。
この看板パンピーなら引き返すだろうけど、我々道路趣味者からしたらゴキブリホイホイですからね。
ドンドン引き寄せられますよ。
しかし国道477号はなかなかその本性を現さない。
軽快なワインディングロードが続くのみ。
近畿三大酷道が聞いてあきれる?
幅員狭小!!
これまでが快適な片側1車線だっただけに、この転落ぶりは酷過ぎる!
ゆうに1.4車線幅員減少はありそう。
反射板が設置されてるとはいえ、夜は絶対いやだな・・・。
ここからは道はとんでもない勾配で標高をあげていきます。
写真はカメラを出来るだけ0度に近い状態にして撮影したもの。
写真から勾配が感じ取れるって時点でとんでもない勾配ですが、その斜度は実に30度!
100m進む間に30mの標高を稼ぐ勾配。
ここ以上のものはなかなかお目にかかれませんよ。
さらに分かりやすい写真がこれ。
カメラが斜めってるんじゃないんです。
地面が斜めってるんです!
ここに停車する際はサイドブレーキは必須ですよ!
この道、流石に京都市内の国道ということなのか、冬期通行止めにはなりません。
その為、真夏でも凍結防止剤が道路に置かれたままになっています。
もし冬場、スリップして登れなくなった際にはご利用あれ。
この道の場合、マジであり得ます!!
前ヶ畑峠着
豪快に勾配をあげて登ってきた甲斐がありました。
切り通しの開けた感じが好ましい。
ただ京都の峠としてはちょっと殺風景ですね。
まぁ気になる点としては・・・、
この道なんだろう・・・?
地図にない道です。まぁ木材も置いてあるので8割方林道でしょうが。
峠から分岐する道にはどうも敏感になっちゃいますね。
峠を越えるとすぐに集落が。
ここは百井集落、ここに来るためには必ず600m級の峠を越えねばならないという、なかなかの僻地です。
でも住所は「京都市左京区」う~ん、なんかいいかも・・・。
このブログを以前から見てくださっている方はこの後の展開が予想できるかもしれません。
峠を越えた直後に集落がある。これは典型的な「高原型峠」の特徴。
そうこの集落を抜ければそこにあるんですよ。
魑魅魍魎の住処が!!
以上、前ヶ畑峠編
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