第2次三重遠征第2弾 平子峠

鈴鹿スカイライン

三重県と滋賀県を結ぶ一般路線としては、第3位の交通量を誇る国道477号の別名。

交通量も比較的多く、認知度も高い道です。


この鈴鹿スカイラインには武平峠という峠が存在します。

峰越えトンネルの名にもなっていて、非常に有名な峠です。

しかしここが有名な為に、すっかりその陰に消えてしまっている峠が存在します。

交通手段としてこの鈴鹿スカイラインを用いる場合、ほぼ必ず越えなければならないにもかかわらず、武平峠のオマケとしてしか認知されていない可哀そうな峠。


平子峠(ひらことうげ)

今回はこの脇役にスポットライトを当てます!

さて、いきなりのダム。

野洲川ダム(やすがわダム)

重力式コンクリートダムで52mの高さを有する、農業用ダムです。

野洲川ダムはなぜか凄まじい渇水状態でした。

集落跡とか見えたら面白いんだけどなぁと思いながら走ってましたが、結局それは高望みですね。


しかし最低水位を下回ってんじゃないの?

大丈夫なの??

当然この峠がある道も国道477号。

しかしこの酷道、僕の知る限り最も峠の多い国道なんです。

細かい峠もあり、確定的な資料はありませんが、把握しているだけでも8つ。


武平峠(ぶへいとうげ)
平子峠(ひらことうげ)
途中越(とちゅうごえ)
前ヶ畑峠(まえがはたとうげ)
百井峠(ももいとうげ)
花脊峠(はなせとうげ)
大槌峠(おおつちとうげ・レポ未)
ひいらぎ峠(レポ未)


もしこれを越える数の峠を持つ国道をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報ください!

道はこんな感じの何の変哲もない片側1車線です。

路面状況はスカイラインよりちょっと悪くなった程度です。

平子峠、着。

峠の印象は違いますが、道的には檜峠の峠道に近いです。

そしてここは滋賀県甲賀市と蒲生郡日野町の市境となっています。

そういう意味では現在も峠の本質を満たしている峠なんですが、確かにこれといった印象には薄いかも。

峠付近日野町側には真新しい林道が出来ていました。

僕はこういう林道には弱い。

入りたくなっちゃう。

これはもう本能といっても差し支えないかも。


「この道往けばどこに行く」

一休禅師のこのお言葉、これは男のロマンだと思うんですがどうでしょう?

快調に下る国道477号。

カーブも勾配もはっきり言って「並」。

う~ん、目立たない峠・・・。

そして再びダム(笑)。

蔵王ダム(ざおうダム)


ここは滋賀県です。山形県ではありません。

同名のダムが確かに山形にありますが、あちらは中空重力式コンクリートダムなのに対し、こちらは一目でわかるロックフィルダム。

しかし九頭竜ダムを見慣れてる人からすると、逆にこんな小規模なロックフィルダムの方が新鮮でした。


やっぱこういうのもあるのね。

個人的には現在のっぺらぼうの平子峠には「ダムとダムに挟まれた峠」という顔を差し上げたいと思います。

要りませんか、いやいやそうおっしゃらず。


さて、今回で再び酷道477号の旅は一度終えます。

次回は別の道へ。

残るエリアは兵庫県、大阪府エリア、遠いけど遠征したいなぁ。

そこはまたいずれ・・・。


以上、平子峠編

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

0コメント

  • 1000 / 1000