三重遠征第1弾 三重県道11号四日市関線 後編
さて庄内水路隧道と激狭区間を抜けた道は、本県道の目的地である亀山市に入りました。
路線名にある関というのは、平成の大合併によって亀山市と合併した自治体です。
鈴鹿郡関町(すずかぐんせきちょう)
日本最大の街道「東海道」の宿場町だった由緒正しき町です。
まぁ亀山市に入っても、相変わらずと言えば相変わらずのこの道。
へなへなくねくねしてますが、確実に終点に向かっています。
「線型改良?何それ?美味しいの??」
そんな道の声が聞こえてきそうです。
時々広くなって、必ず狭くなる。
狭路区間:片側1車線区間 =8:2
こんな感じです。
ようするにほぼ狭いです。(元も子もない)
ここが亀山市内での最も狭い区間。
しかしやっぱりあの庄内水路隧道手前の区間が路線全線で最狭ですね。
ただこの道は峠がなく、山というより森を越える路線設計ですので、全線通して勾配はありません。
これで勾配もあったらとんでもない道だっただろうなぁ。
森区間と住宅地区間は断続的に繰り返します。
しかしこんなに森に近いと、夏は虫とか凄いだろうなぁ。
・・・家でカブトムシ採れそう・・・。(子どもの頃うちの実家であった実話)
交差点には通行止めである旨がこれでもかと掲げられていましたが、生憎今日は正月休み。
堂々と通らせていただきます!
工事区間はすぐには現れず、隧道並みの暗さの切り通しへ道は吸い込まれていきます。
隧道があると言われれば信じてしまいそうなほど暗い先行き。
・・・まぁいい予感はしませんよね・・・。
切り通しの先には思ったよりも大規模な工事現場がありました。
なんかちょっとしたショッピングセンターでもできるんじゃないかというような規模です。
う~ん、でも立地的に・・・ないな。
しかし工事区間を抜けると格段に道がよくなるので、もしかしたら本当に商業施設をつくる気なのかもしれません。
この区間道は新しそうだし、アクセス考えてのこと?
しかしやっぱりすぐに狭くなる。
一貫性という言葉はこの道にございません。
というよりもしかしたら単純に、
「本当は拡幅したいんだけど、土地の余地が無くて広げられません」
てだけなのかも。
・・・そんな気がしてきたな・・・。
・・・こりゃただの畦道だろ・・・。
・・・どこの畑へ続く道だよ・・・。
・・・ヘキサポールが泣いてるぞ!!
まぁなんだかんだ言いながら、僕の大好きなへなちょこ区間を越えると道は県道より明らかな立派な市道に合流します。
近くは工業地帯なのでその影響が大きいのでしょう。
県道は我が物顔で市道をとりこんでいきます。
工業地帯を過ぎれば再びこの通り。
まぁこの狭さがこの道では普通の状態ですからね。
過度な期待をしてはいけません。
突然舗装が切り替わりました。
ここまでくれば終点はもうすぐそこです。
東海道宿場町、関宿
旧関町のシンボルともいえるこの道は、現在県道11号が指定されているのです。
宿場町区間はほんのわずかで終点を迎えます。
ぶつかる道は現在の東海道とも呼ばれる日本最古の国道である国道1号。
この交差点を右に曲がれば世にも名高き鈴鹿峠に至ります。
さて完全に僕の好みのせいで長くなってしまった三重県道11号編ですが、このレポははっきり言って今回の探索では前菜に過ぎません。
メインディッシュは後から出てくるもの!
次にも期待していただくとしてひとまず。
以上、三重県道11号四日市関線編
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