三重遠征第2弾 蝙蝠峠

今回の遠征でどこに行こうかと地図を眺めていた時に、とっても目を引く名前の峠を見つけちゃいました。

蝙蝠峠(こうもりとうげ)

何その中2病的な名前!!

三重県亀山市と伊賀市の境にあるこの峠、ぜひこの目でみたいと乗りこんでみました。

それではレポスタート!

さてここがレポ開始地点となる交差点。

ここを右に曲がれば蝙蝠峠に向かうことが出来ます。


今走っている道と直進の道はこの業界では有名な酷道。

国道25号非名阪

旧1級国道の証である2ケタの路線番号(国道8号27号等)を持ちながら酷道と揶揄される唯一ともいえる国道です。

まぁ実際は高速道路の代用となっている国道25号名阪国道の現道という理由で、路線指定が外されていないという理由なんですが。

そしてその非名阪を起点に蝙蝠峠を越えて伊賀市に至る道も歴とした県道。

三重県道668号関大山田線(せきおおやまだせん)

さすが南北に長い三重県、福井県ではありえない600番台の路線番号もざらに見ることが出来ます。

しかしこれは国道にも言えることですが、番号が大きくなればなるほど酷道と呼ばれる道に当たる確率が増えるのも事実。

さぁこいつはどうかな・・・?

併走する国道25号名阪国道。

三重県の東名阪高速道路と奈良県の西名阪高速道路をつなぐ国道25号の超大バイパスです。

比較対象がまずかったな・・・。

バイパスの高架をくぐるといよいよ道は山道っぽくなってきます。

よし行くぞ!

いつどこから忍者が現れてもおかしくなさそうな荒野を抜けると、峠青看(勝手に命名)がありました。

ここから先はガチだぞ!

たかが峠にこいつは物々しすぎやしませんか?

伊賀市にいったい何があるってんだ!

忍者の特殊施設としか思えん!

遮断機の先は一昔前の国道みたいな山道(褒め言葉です)。

ぐにゃぐにゃのガードレールに減速帯、一昔前の匂いがぷんぷんします。

しかし蝙蝠峠なんて不気味な名前を頂いている割には明るい開けた峠道です。

昔はもっと鬱蒼とした森の中を進んでいたんでしょうかね?

おおおおお、このヘアピンはいい!

減速帯と法面のコラボ!

これは得点高いよ!!

時々ヘアピンカーブを挟みながら登っていく、距離より低勾配を旨としたルート設定の蝙蝠峠。

名前的にそんなの似合わないぞ!

そしてこんな所に県道同士の交差点。

右から現れた道は、三重県道667号太郎生伊勢八知停車場線(みえけんどう667ごう たろういせやちていしゃじょうせん・レポ未)。

無駄に長い!

この三重県道667号は林道と重複しているという「県道としてどうなの!?」という区間が存在するマジ険道です。

雪が無い時期に攻めてやろうと思っていますので、お楽しみに!

交差点を過ぎれば、そこはいよいよ間近。

近くなった空が予感を高めます。

蝙蝠峠、着。

標高550m、この辺りではそれほど高くは無い峠です。

伊賀市側は別世界かってくらい凍ってます。

ノーマルタイヤなら命がいくらあっても足りません。

三重県は雪降らないイメージがありますが、伊賀地方は別。

この探索の数日後には名阪国道で大雪通行止めがあったりとスタッドレスタイヤは必須です。

冬の観光には十分ご注意を。

スタッドレスタイヤでもこええよ!

こっちは峠の南側(南西側)のはずですが、盆地特有の放射冷却の影響なのか、雪の溶け方が全然違います。

これは死ねる!

白い・・・。

細心の注意を払って運転しております。

逆にこっちが登りならFF車は登らないんじゃないかってくらいの凍り方です。

京都中部や滋賀南部でもたまにありますが、冬期通行止めにならない険道は逆に怖い。

油断大敵です。

麓に近付くと歩道化されている旧道がありました。

旧道が出来るということは線形改良がおこなわれているということ。

やはりこの道、かなり地域に根差した道のようです。

伊賀市側は盆地ということもあり、峠から麓まで近かったです。

怖かったですが。


写真は亀山市側でも見た遮断機。

敦賀にはけっこういっぱいありますが。

亀山市からやたら看板が出ていた「さるびの」という温泉施設がありました。

結構大きい施設で寄っていこうかとも思いましたが、これからまだまだ探索せねばならん所があったので、諦めました。

機会があれば行ってみたいですね。

そしてここが終点。

突き当たった道は国道163号です。


さて完全に名前負けの印象の蝙蝠峠でしたが、次回は今回の遠征最大の目的地に向かいます。

それこそがこの交差点を左に曲がった先にある国道163号最大の見どころポイント。

ここで話過ぎると次回書くことが無くなるので(笑)、この辺で。


それではひとまず。

三重遠征第2弾 蝙蝠峠編

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