上河内清根林道
さぁ再びやってきました。
ただひたすら僕の自己満足の時間!林道レポです!
今回の舞台は鯖江市と武生市に跨るこの林道。
上河内清根林道
(かみこうちきよねりんどう)
知る人ぞ知る林道へ!
いざレポスタート!
この林道に至るには必ず一本の県道を制覇しなければなりません。
福井県道192号上河内北中線
(かみこうちきたなかせん)
この県道、実は福井県内でも有数の林道分岐県道でして、この県道から別れる林道が福井、越前、池田、果ては大野にまで伸びるという、林道を愛する者にとっては森への玄関口ともいえる道なのです。
しかしまぁ林道がいっぱい分岐してるからと言って道自体に面白みがあるかと言えば、はっきりいってなんも無い普通のピストン県道です。
唯一の人を呼べる施設がこのラポーゼ河和田。
ここでパン作りしたことある福井県民、多いんじゃないでしょうか?
ラポーゼ河和田の先にあった衝撃の光景。
1本だけのセンターライン!
いやたぶん離合の目安ってだけなんでしょうけど、なんじゃこりゃ!じゃないですか?
あまりの衝撃に僕はしばらくここを動けませんでした(笑。
さていよいよ林道の分岐がやってきました。
林道の交差点には異例ともいえる青看板が憎いです。
これがあった為、以前から僕はこの林道が福井県道243号領家河和田線の旧道ではないかと疑っていました。
しかしよくよく調べてみるとこの林道、見た目の割に案外若いことが判明。
どうもその線は薄そうです。
これだけ見るとただの集落道路ですが、ここはもうれっきとした林道。
この先にはほら・・・、
絵に描いたような舗装林道が!
栃ノ木山中林道編で紹介した林道の格で言うと、ここは「併用林道」というランクになります。
一般車両が通行してもいいですよって林道ですので、ご覧のとおり普通の道と同じように走るとえらい目にあいます。
カーブの奥のガードレールがこんな状態になってると・・・。
いやな想像を掻き立てられますよね・・・。
いよいよ峠かという所で、地図には無い分岐がありました。
この辺りではもうそれこそ無数に林道が作られていまして、地図に無い林道なんてざらに存在します。
行ってみたかったんですが、今日はもう夕方、とりあえずまずはこの上河内清根林道をまとめちゃいましょう!
無名峠、着。
ここではとりあえず「清根峠(きよねとうげ・地名より)」と仮称しましょう。
ここが鯖江市と越前市の市境になっています。
そしてそれを示すものが一つだけ残されていました。
朽ち果てた「今立町」の標識。
今立町は平成の大合併で武生市と合併し、「越前市」の一部となった市町村です。
しかしこういうのを見ると、ここの旧県道疑惑が・・・。
いや言うまい。
確証もないし・・・。
道は林道らしくかなりアグレッシヴに地形を攻めていきます。
勾配もさることながら線型が・・・。
攻めはめちゃくちゃアグレッシヴなのに、
唯一の守りであるはずのガードロープはこんなに気が抜けてやがる!
恐らく彼は何物も受け止めてくれません。
チャリだって素通りで落下でしょう。
もはやガードロープすら設置されていない危なっかし路肩。
まぁ落ちても植林されたとても丈夫そうな杉が守ってくれることでしょう。
車も体も無事では済まなそうですが。
これは素敵な切り通し
そしてその奥に見える林道分岐。
こういうのが好きなんだよ。
こういう道風景が堪らないんだよ!
個人的にこの林道のベストショット。
手前の標識もいい味出してます。
時々現れるここが林道だと痛いほど教えてくれる光景。
なにが怖いってね。
この崖下の道を今から走るってことだよ。
越前市側の方が落下物が多いですな。
今泉林道以来の四輪車走行難度でこの道を表すなら、
狭さ 0 (1.5車線、離合可能)
落石 3 (車から降りてどけなければならない落石、枝あり)
勾配 1 (林道なら常識的な範囲)
路面状況 2 (ガレ・苔等なし・落ち葉多数)
設置物有無 2 (ガードレール・ガードロープ破損多数)
特殊評価 1 (落ちてくるかもしれない折れた木はかなり怖い)
合計 レベル9 (最低0 最高20)
今泉林道と同レベルですね。
いやはやどちらも良い林道です。
すこしずつ右側が明るくなってきました。
越前市清根の集落が見えてきました。
あとは県道との合流を待つだけです。
そして終了。
ぶつかったのは福井県道2号武生美山線です。
ここを右に曲がれば旧今立市街、左に曲がれば巡見峠です。
さて今年はこの周辺の林道密集地帯にも手を伸ばしてみます。
この辺りには折立峠(おりたてとうげ・レポ未)はじめ、峠も多いですしね。
以上、上河内清根林道編
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