紀伊半島遠征 国道425号 その真の恐怖編
前回最後のこの写真。
この次の場面で、道は新たな局面を迎えます。
土砂災害の復旧作業中!
しかも予想通り、通れるようになっている!!
こいつはもらったんじゃないか?
事前の「土砂災害通行止め」はまさしくここのことだろ??
ああ良かった。
このまま奈良県まで行かせていただきます!!
そしてここから先、道は人の世界から山の世界に突入します。
つまり路肩が崩れてたり、路面がひび割れてたりなんて当たり前。
林道並みの緊張を強いられる場面の連続です。
崩れまくりの路肩。
この道ではなるべく山側を走らなければなりません。
死にたくなければ。
ここで林道が分岐します。
和歌山県側では3本の林道が分岐しています。
幹線林道みたいな状態になってますね・・・。
ちなみに橋を渡っていますが、先の小又川の源流となる西ノ河谷と東ノ河谷が合流するのが丁度この辺りでして、国道は西ノ河谷を渡って東ノ河谷に沿って峠を登りつめていきます。
林道は西ノ河谷に沿って作られているので、谷と道の関係がよくわかります。
油断ならない道です。
路肩が弱く、離合しにくい道が続きます。
どこまでもどこまでも・・・
どこまでもどこまでも・・・
どこまでもどこまでも・・・
危ねえ!!
道に取り込まれかけた!!
個人的な表現ですが、同じような景色が続く道で無意識にボーっと走ってしまう状況を僕は「道に取り込まれる」という表現をしています。
道に取り込まれると「判断力の低下」「発見力の低下」「ミスルート」等、探索に悪い影響を及ぼすことが多々起こります。
それだけじゃなく、当然事故率上昇にもつながります。
皆様も道に取り込まれないようにお気を付け下さいね!!
だってこの写真と一枚上の写真は別の場所で写したものなんですよ?
区別付きます?これ??
このような景色がどれくらい続くのか。
当然、場面場面で景色は変わりますが道幅は変わらないでしょう。
言っちゃっていいですか?
この道の、この峠の本当の恐ろしさ。
国道371号小又川トンネル交差点から、この先の国道168号交差点までの総距離。
45km!!!
45kmですよ?
僕の地元敦賀なら長浜市街地まで行っちゃう距離ですよ??
七里半越の30kmを1.5倍で越えてきちゃいました。
しかもこの道幅、この道路状況での45kmは相当な距離。
もちろん45km区間中、道が改善されること等、皆無と言っても差し支えありません。
0コメント