紀伊半島遠征 国道425号 下北山村突入編

これが前回に引き続き登場の白谷隧道の下北山側坑口。

蔦が無く、のっぺりとした印象です。

ちなみに白谷トンネル、943mという長さを持ちながら照明無しという男っぷりです。

無灯火だときつい長さですね。

千紫万紅

秋にはきっと相応しい紅葉が見られるのでしょう。

しかし僕が注目したいのはその上の文字。

県営林道白谷線竣工記念

そうなのです。

この十津川、下北山間の国道425号は白谷林道という林道を国道に指定したものなのです。

こういう区間は全国の酷道ではまま見られます。

しかしこれだけの長距離と言うのはなかなか・・・。

林道と聞くともはや国道には思えないような道が続いていきます。

そんな気持ちを知ってか知らずか、ミニおにぎりがしっかり設置されていました。

下北山側ではよくこのようなガレ場を見かけました。

こちらの方が地質が脆弱と言うことなんでしょうか?

・・・もっこりは見なかったけどな・・・。

道は順調に下って行きます。

しかしこの区間は片峠、つまり片側の峠道が長く、片側は短い。

その理由として、下北山村の地理が大きく関係しています。


奈良県吉野郡下北山村の標高は単純な計算でも平均370m。

これは敦賀の馬背峠よりも高い位置に当たります。

典型的な盆地に位置しているので、どこへ抜けるにも山を越えねばなりません。

こちらでも切り通しは健在!!

陰になっていることもあり、豪快さが際立っています!!!

こちらには新し目のトンネルがありました。

カナウナギトンネル

・・・名前の意味は不明です・・・。

冠山道路の謎の名前のトンネル群橋梁群を思い出しましたよ。

これはいい!!

気持ちのいいヘアピンカーブだ!!

カーブの先が空ってのもまたいいですね。

どこまで落ちるか見ものです!!

そういえばここまで、かなり山深い所を通っているにもかかわらず、ヘアピンカーブにはほとんど巡り合っていない気がする。

ここにきて連発しているというのは、やっぱり800mから300mまで一気に標高を落とす為なんでしょう。

相変わらず見どころの多い酷道です。

奥地川(おくちがわ)という何とも素敵なネーミングの川が傍に寄り添いだしたら、いよいよ下北山村市街地に突入します。

そして何が起きたらこんなことになるんだという標識が一つ・・・。

グロテスクだな・・・。


次回は下北山村中心部をぶち抜きます!!

そこに待つ僕をちびらせかけた衝撃の看板とは!?

次回を待て!!

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

0コメント

  • 1000 / 1000