葛川隧道への分岐を抜けても、まだまだ村境への道のりは長く険しいです。

しかしようやくその兆しが見えてきたのも確か。

奈良県吉野郡下北山村

（よしのぐんしもきたやまむら）

次に突入する村まで残り２４ｋｍとなったようです。

もっこり再び！！

牛廻越以来のもっこりにいささかビビりながら通過します。

基本的に標高が上がれば上がるほど、このもっこりに出くわす率も上がりますね。

ちなみに過去最高に怖かったもっこりは、呼鳥門の垂直落下式のアレです。

まぁあれは廃物件ですし、チートですが。

ここネットなかったら絶対、粟柄河内谷林道並みの地獄絵図になるだろ！

ネットが波打ってて気持ち悪いことこの上ない。

気持ち悪い写真と言う意味では、今回の遠征トップクラスです。

ここは本当に日本なのか！？

そして前回に匹敵する深い切り通し。

こういう光景は美しいんだけどなぁ・・・。

しかし相変わらず豪快だなぁ、この道。

・・・おぇっ・・・

いや、別に車に酔ったわけじゃないんですよ。

あえていうなら道に酔った。

朝からほぼ、ず～～～～～っとこの景色ですから。

そりゃ吐き気を催すくらいにはダメージは蓄積されますって！！

国道４２５号の完全走破に必要なもの。

揺るぎない精神力と忍耐力

これは間違えなく必須です！！

２回ほど少し離れたガーダー橋を渡れば、いよいよ長い長い登りも終わります。

ほら写真右上に、下北山村の空が見えます。

あれを心の支えに車を走らせます！！

左に未舗装ながら国道より広い白谷池郷林道（しらたにいけさとりんどう・レポ未）の起点を眺めたらいよいよです。

ちなみに大峰山を越えることのできる唯一のダート林道なんだそうですよ。この林道。

只者じゃないらしいですが・・・。

それじゃいよいよ・・・、

ラストスパート！！！

白谷隧道（しらたにずいどう）

標高８４５ｍ、当ブログで公開した隧道の中で最高所に位置する隧道です。

峠でもなかなかこの高さはないな。

扁額は蔦に絡まれ読み取れませんでしたが、隧道名が刻まれているそうです。

しかし苦労して辿りついたからかもしれませんが、かなり立派な風格を感じました。

総延長９４３ｍの白谷隧道を抜けて、いざ。

十津川村脱出！！

続