福井県道248号武生池田線 後編
どこまでも続く里山の林道。
じゃなくて福井県道248号。
猛烈九十九折れ区間を終えると、道の表情から険が取れていきます。
この道には正直、不思議な魅力があります。
ただの険道なら、一度通れば満足してもう足を運ぶことはありません。
これまでぼくはいくつの道を使い捨てしてきたかわかりません。
しかしここはまた来たくなる。
もちろんレベルが高いというのも大きいですが、それ以上にこの景色や雰囲気が堪らないのです。
原生林でもない杉林ですが、なぜか道としての「ありのままの姿」を感じてしまいます。
個人的に好きな道トップ3に食い込む道です。
なんか魑魅魍魎が飛び出してきそうじゃないですか?
小鬼とか、天狗とか・・・。
「火の鳥 異形編」を思い出すのは僕だけですかね・・・。
これはもう完全に麓に降りてきた景色です。
左側はもう水田ですからね。
ただこうなってくると違う問題も発生してきます。
ここで最狭区間登場!!
こいつは狭い!
離合のりの字も考慮されていない完全1車線です。
まぁ過去に4,5回通ってますが、単独区間で車と離合したのは1回だけでした。
1回でも相当なレアケースだと思いますが・・・。
たぶんあれは同業者でしょう。
ずいぶん唐突に舗装復活。
いや単独区間からいえば、初舗装です。
逆から来たら相当に突入しにくい雰囲気でしょう。
県道で舗装切れるって分断としか考えにくいですもんね・・・。
舗装されてても狭いもんは狭い。
むしろ白線のせいか、さっきより狭く感じるくらいです。
しかしここのアスファルトは延伸される気配が全く無いのが愛おしい。
お前は県道203号のように自分を捨ててはならないぞ!
あそこはあそこで今なお色々おかしいですが。
最も合理的な通行止め解除方法。
ここがどれだけ頻繁に封鎖されるかよくわかります。
そして反対から来ると、この交差点間違えるんだよなぁ。
直進すると畑に直行です。
通行がどうしたんだ!!??
単独区間入り口にあったものの相方ですが、言いたいことはわかるけどどうなのよって状態です。
しかし後ろのおっちゃんの怪訝そうな視線が痛い。
僕は県道走ってただけなのに・・・。
ここから先は刈払いも行われ、ダメな県道と言われれば納得できるレベルまで回復しました。
通行止めゲートの中、ここがオブローダーの戦場です。
ついに開けた!
畦道状態とはいえ、希望が持てる!!
集落に入ると場違いな法面が見えてきます。
一応県道アピールなのかな?
こいつが見えれば、ゴールはもうすぐそこ。
福井県道201号菅生武生線
ここが福井県道248号の起点です。
まぁ入口から怪しさ100%の道ですので、迷い込むことはないかな・・・。
この付近には県道248号唯一のデリニエーターがありました。
写真撮り忘れましたが・・・。
こちらにも明らかに通ってほしくなさそうな青看板がありました。
しかしここでの注目はそこではありません。
この看板にはあるのです。
福井県道248号全区間通して唯一のヘキサが!!
この看板は最近立てられたようなので、県道248号がようやく日の目を見た瞬間と言えるかもしれません。
まぁ一般人には本来の意味でしかない看板ですが、
オブローダーの方はこれを目印に!!
以上、福井県道248号武生池田線編
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