第3次三重遠征第1弾 三重県道650号三宅一身田停車場線 前編
三重県道おもしれえ
三重県の道に対しての率直な印象です。
なんというか一筋縄じゃいかない道が多い。
超豪華な2車線道路が唐突に軒先へろへろになったり、なにも無い所から突然県道が現れて突然終わったりとなんとも道好きを引き寄せる素敵な指定が数多く存在します。
そんな中でも三重県在住Tさん(一応伏せときます)からの情報で、今回初めて訪れたこの道。
こいつは僕の予想の斜め上を行ってくれる道でした。
これが件の県道。
三重県道650号三宅一身田停車場線
(みやけいっしんでんていしゃじょうせん)
三重県鈴鹿市と津市を結ぶ県道です。
鈴鹿市は三重県道11号編で登場してますね。
地図上で見た第一印象は「線が細い」。
そして驚くほど「なにも無い所を通ってる」。
確かにこいつは素性が気になる県道だ・・・。
まぁなんにせよ600番台だしね・・・。
それではレポスタート!!
起点からしてしょぼしょぼです。
三重県道648号鈴鹿芸濃線(すずかげいのうせん)から三宅大橋(みやけおおはし)という小さい橋を渡った先で右に折れるのが県道650号。
卒塔婆ヘキサが輝いていますね。
しかし三宅大橋(笑)。
ここから先はこの道最大の難所。
起点直後にしてこの道の全線踏破の是非がかかります。
ここから先は
地図によってルートが変わるという県道マニア泣かせの迷走区間。
かの旧国道365号にも比肩しうる、極悪ルーティングです。
従って、当ブログで紹介したルートは、僕は県道と信じていますが正解と言いきることができません。
ご容赦ください!!
僕が信じた道は右、ただしこれも地図によって差異が見られます。
僕の使う東海版マップルでは右、ネットで拝見した別の方は左が正解となっていました。
そして帰宅後確認して驚いたのがデジタルマップル。
まぁこれは完走後にお見せするとします。
三重県北部で非常によく見る光景!
微妙な勾配を伴った幅員の一定しない住宅道路。
これだよ!
これが三重県道クオリティだよ!!
登りつめると最狭区間突入です。
このタイプの道は何がいやかって勾配のせいで幅員が計りにくい所。
ここ普通の道に見えるでしょ?
近いよ!!!
しゃりおくんと塀の逢瀬。
嬉しくない。
なにも嬉しくないよ。
ソナーがピーピー言ってるよ!
しかもこの先がまた・・・、
狂気の沙汰としか思えない。
夜絶対なんか出るだろ。
これで県道だってんだからもう・・・。
アルファードならたぶんこすってます。
しゃりおくんが限界っぽい、極悪幅員です。
ここで大きめの道と合流します。
これが別ルートにおける県道650号ですね。
道幅的にもこっちが県道と言った方がしっくりくるなぁ・・・。
カーブミラーには県道の証「三重県」の文字が。
・・・やっぱ県道だったか・・・。
こういう道ではこういう現地での地道の情報収集が大事だったりします。
地図間違ってたりしますから。
あの切り通しを抜けた先には何があるのか。
それが知りたくてこんな趣味を続けてます。
切り通しを抜けた先にはなぜか地図には無い道が。
これなんだろう?
たぶんこいつも三重県道648号に繋がるんだろうけど・・・?
書き忘れ?
抜けたぁああああ!!
最初にして最大の関門をクリア!
これで険道走破の可能性が大いに高まりました。
ちなみにこの区間、僕は迷いに迷って900mの距離に約20分を費やしました。
廃道探索の移動時間だぞこれ・・・。
車なのに・・・。
ここでここまでの地図をご紹介しましょう。
わかりにくくて申し訳ありませんが、青破線が今回僕が県道と仮定した道です。
デジタルマップルさんの道はヘキサが無いので僕は怪しいと疑っています。
yahoo地図のはわからないなぁ。
これは今後の課題ですね。
ぶつかった大きな道は国道306号。
ちなみにここから先は重複区間じゃありませんよ。
ほら見えてるじゃないですか。
目の前に・・・。
これは酷い
直進とはいえ、こんなとこ案内なしじゃ突っ込む気になれない。
ここにヘキサが無い時点で、三重県のこの道に対するやる気の無さがうかがい知れます。
刈払いされてるだけまだマシか・・・。
ダート!!??
マジか!?
いや、これは隣の採石場の小石が路面に盛大にばらまかれてるだけなんでしょうが、実質ダートと変わりありません。
いや・・・、マジでダートなのかも・・・?
判断に困るなこれは・・・。
ダート県道なんて福井じゃ最狂県道248号だけだぞ・・・。
まぁあそこは単独区間はほぼダートって狂いっぷりだけど・・・。
ダートなのか舗装なのか絶妙な装いを見せる道は畦道化の一途をたどって行きます。
これは好きな雰囲気だなぁ。
あぁ一人でニヤニヤしてるな自分。
まぁすれ違う人もいないので構いませんが。
堪らないっすわ!この雰囲気!!
林道の景色じゃん!
これは僕の大好物ですよ!!
Tさん、ありがとうございました!こんな素敵な道を教えてくれて!!
急いで車内から撮ったので見にくいですが・・・、ばっちりありますね。
「三重県」
このへなちょこ道も立派な県道なのです。
里山を駆け抜ける県道は次回、さらなる変貌を遂げます!!
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