第3次三重遠征第1弾 三重県道650号三宅一身田停車場線 後編

中編福井県道207号のような廃線再利用のように見えると言いましたが、この辺りもそんな雰囲気があります。

築堤や切り通しは鉄道が勾配を抑える為の常套手段。

調べてみたけどそんな記録はないよなぁ。

近くの廃線と言えば安濃鉄道(あのうてつどう・レポ未)だけど、あれは安濃川(あのうがわ)沿いでわかりやすいし・・・。

まぁそもそもこんなくねくねしてる廃線跡はあり得ないか。

町の喧騒が聞こえてくるとこのような道らしい道の分岐も現れます。

まぁいうても未舗装ですが。

そして舗装路のでかい市道に吸収されるように左折する県道650号。

市道に負けるなよ・・・。

ここから、道は激動の区間へ突入します。

信号や!!

起点から走り続けて、初めて信号に出会ったぞ!!

市道の力を借りてですがね。

そしてここを案内無く右折。

県道650号は無かったことになっているご様子です。

そして再び唐突に左折!

なんだこの取ってつけたようなルーティング!

笑わせてくれるぜ!!

しかしここでこの道で初のものをみつけました。

県は見捨てていなかった!!

起点以来、初の県道650号を示す卒塔婆ヘキサ。

よかった!本当に良かった!!

見捨てられちゃったのかと思ったよ・・・。

もちろんさっきの山道区間の方が狭いんだけどさ・・・。

そり立つ壁って怖いよね。

旧国道365号を彷彿とさせます。

道端にはこんなに立派なお地蔵様が。

この道が古い街道だということがよくわかります。

今日一発目のこの探索、この後の探索もうまくいくようにお願いしました。

よろしくお願いします!!

いいねえ!

これは古い道だ。

ここはチャリで走りたかったな・・・。

長閑だなぁ・・・。

探索を忘れてしまうほど、心落ち着く風景。

こういう道を走ると自分が日本人であることが嬉しく思えます。

こういう何げない景色にこそ、美しさは隠れているのかもしれません。

山室橋(やまむろばし)

詳しいことはわかりませんでしたが、昭和初期の橋だそうです。

こういう景色にマッチした橋はいいですね。

個人的にどちらが好きかと言われれば、僕は橋の方が好きですね。

え?何と比べてる??

わかってるくせにぃ!

中編に引き続き再び発見の県道名シール。

まぁこの道でそんな飛ばす奴いないだろうけどさぁ。

走行中パッと見でわかる方が良いんじゃないかと思うんだけどなぁ。

うお!あぶねえ!!

危うく車ごと人のお宅にお邪魔するとこだったよ!!

写真だと(というか現地でも)わかりにくいですが、これ直進すると人の敷地に入っちゃいます。

正解は左折。

左折というか・・・道なりなのかな?

この道は時々この灯篭のように、明らかにこの道の全てを見てきたであろう証人が残っているのが素晴らしい。

この常夜灯は恐らく戦前からこの場所にあるのでしょう。

彼が見てきたものを語る術はありませんが、それはもう推して知るべしなのでしょう。


あ、ここは右折ですよ。

もう案内なしになれてきちゃった。

踏切の登場です。

JR紀勢本線(きせいほんせん)

この辺りでは近鉄に押されて少々元気がありません。

電車が来る気配もあまりないな・・・。

紀勢本線を越えれば、もう間もなくです。

もうすぐ実りを迎える夏の田園地帯を越えれば、いよいよ到着です。

到着!!

三重県道410号草生窪田津線

(くさわくぼたつせん・レポ未)

本来はここから重複し一身田駅までが指定区間ですが、僕はとある計画の為ここまでで終了とします。


ここは僕の好みの道です。

険道探索はこういう「好きな道」を発見する喜び。

これがあるからやってるんですよね!

ああ、楽しかった!


以上、三重県道650号・・・

まだ終わらんよ!!

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