第3次三重遠征第3弾 伊賀越 前編

今回の三重遠征はオール三重県で行けたぞぉおおお!!

当たり前ですか。

いや、僕個人の中では三重県を拠点に探索してるものを三重遠征と呼称してるつもりなんです。

なので近隣県(主に滋賀県南部)は三重遠征としてまとめてることがあるので悪しからず。

突っ込みは受け付けません(笑)。


しかし今回の遠征は初のオール三重県です。

そんな遠征の〆となるのがここ。

伊賀越(いがごえ)

旧国名を冠するとはなかなか立派そうな名前じゃありませんか。

それではレポスタート!

皆さんはここを覚えていらっしゃるでしょうか?

今年最初の三重遠征で雪中探索を敢行した長野隧道の伊賀市側です。

ここの旧道の一部が今回探索する県道の終点となっているのです。


三重県道42号津芸濃大山田線

(つげいのうおおやまだせん)

この終点は国道163号が新トンネルを建設するにあたって移動したものです。

旧道区間の一部を県道42号に指定し直したものなので、元の起点は別にありました。

やっぱ季節変わると印象変わるなぁ。

前回は凍ってたもんなぁ。

今はうだるような暑さです・・・。

これがもとの終点。

僕がこの県道を探索対象に選んだ理由がまさにこの景色です。

もうまともな県道の気配がしない。

なにも知らずに県道42号で伊賀から津まで行こうと思ったら、この時点で目が点になることでしょう。

まぁ卒塔婆ヘキサがついてるだけ親切か。

ヘキサの下の警告は発破予告なんですが・・・、

それ以上の意味があるように見えて困ります。

気にしすぎ・・・?

こいつは当たりだな!!

道は服部川(はっとりがわ)の源流を渡ります。

服部川・・・、伊賀と言えばって名前ですね・・・。


ちなみにこの辺りの地層は古琵琶湖層といい、かつては琵琶湖の底だったそうです。

化石も発掘されるそうな・・・。

たしかにジュラシックパークの雰囲気もあるな・・・。

しかし三重県道11号といい、今回の42号といい、ホントにもう愛すべき体たらく。

主要地方道なんだぞお前らは・・・・。

近い!藪が近い!!

県道で車内藪漕ぎは初体験だよ!!

窓開けて走ってたら藪が飛び込んでくるよ!!

飛び込んでくるのは藪だけではありません。

今回の収穫はクモ2匹でした。

・・・いらねえよ!!

しっかしドきついなこの道。

昔ながらの道をそのまま舗装したって感じです。

雨の日は通りたくないな・・・。

しかしこの道・・・、実は最近大活躍したのです。

2013年、施行以来初めて福井、京都、滋賀に初めて発令された大雨特別警報。

その元凶となった記憶に新しいアレ。

台風18号

台風通過後、国道163号、165号が不通となった際に、迂回路として利用されたのです!

それを聞いた僕の第一印象は、

よくこの道崩れなかったな。

そして次によく川溢れてなかったな。

だってさ・・・

台風来る前で既にこの状態。

ホントよくぞご無事で・・・。

しかしまぁ迂回路も立派な主要地方道の役目。

こいつはある意味、目的を果たしたのです。

褒めてやりましょう!

Good job!!

※後日コメントにて、この道で車が一台流され、のちにレポに出てくるダム湖で2人の親子の遺体が発見されたとの情報を頂きました。

迂回路として利用されたのは台風通過後の工事期間だそうです。

台風直撃当日も通行止め処置は取られておらず、カーナビに促されたのだろうとの見解が出ておりました。

心よりお悔やみ申し上げます。

そして当レポで気分を害された方がいらっしゃいましたら、該当部分を削除いたしますので、コメントにてお知らせください。

道と美しさは自然と人工物の調和にある。

これは隧道にせよ橋にせよ同じです。

そしてそれらのものが無くとも同じなのです。

この道の美しさは調和がとれているところ。

上の写真では、ちょっと左の側溝がマイナスポイントですが・・・。

峠に至るまでにはいくつか道が分岐してますが、全てどこに至るわけでもなく行き止まり。

つまりは林道です。

少なくともこの県道の伊賀市側は終点までどこにも逃げ場がないということ。

これってなかなかスパルタンですよ。

あの道路状況ですからね・・・。

伊賀越、着

峠周辺は次回、見て回ることとしましょう!

とりあえず地図!!

お楽しみはこれからだ!!

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

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