旧国道8号第9弾 金ヶ崎―阿曽 忘れられた国道編
探索不能区間の端点を見極めた僕は、再びT字路に立ちました。
ここからは一気に北上を開始し、阿曽隧道を目指します!
おそらくほとんどの人から忘れられた「国道8号だった道」、今は静かな集落道路となっています。
まぁ生きているだけでも幸せなのかもしれません。
生と死がぷっつり切られてますからね。
振り返ればそこには死の世界・・・。
生々しいなココ。
生と死を分かつ交差点。
結構好きです。このポイント。
片側1車線は近年港の改良工事で拡幅されたようで、すぐに1車線幅になります。
やっぱり旧国道8号はこの広さが落ち着きます。
街道筋らしく、沿線にはお寺がありました。
光照寺(こうしょうじ)
昔の集落の中心にはお寺や神社がありました。
ここはかつての春日野道を踏襲する旧道なのです。
明治の幹線が集落の中心を横切るこの田結(たい)集落も今とは比べ物にならないほど発展していたといいます。
往時のにぎわいを少しだけ感じることができました。
橋があったので旧橋を探してみましたが、ここはどうやら改修を重ねた橋のようで当時の面影を残すものは何も残っていませんでした。
まぁこういう意識をつけておけばいずれ素敵な出会いに巡り合うこともあるってもんです。
喜びより失敗の方が多いのが世の常か。
国道8号敦賀バイパスが見えてきました。
もともと短い旧道。
車で走ればすぐに終わりを迎えます。
最後は再び、片側1車線が復活します。
ここだけ見れば場末の現役国道でもいけそうですね。
というか結構あるよこんな道。
このまま敦賀バイパスの終了地点に合流するはずなんですが・・・。
なんか様子がおかしいような・・・。
ここまできたなら最後まで行かせろよ!!
確かここにはコンビニがあったはず・・・。
コンビニがつぶれて駐車場になった際に、道の形が替えられたようです。
ひどい扱いだ・・・!!
どうにかこうにか現道と合流した僕はここからさらに北進を開始します。
とはいえここから阿曽隧道まではほとんど旧道の存在しない昔ながらの区間。
というのも通ったことがある人ならわかると思うんですが・・・、
他にどこに道を通せと??
と軽くキレられそうなほど切り立った海岸線。
これが今日に至るまで嶺南と嶺北を隔てていたのです。
これを乗り越えるには北陸道の木ノ芽峠、鹿蒜道の山中峠等、山中に活を見出すか、海岸線に根性で道を作るしかなかった。
しかし現在では掘削技術が発達し、トンネルまでは行かずとも切り通しによって国道は幾分かは知りやすくなりました。
次回からはそんな切り通しの旧道を攻めます!
ちょっと早いけど、次回を待て!!
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