石生谷隧道 後編

坑門前の植生が激しく、なかなか重厚な雰囲気を醸し出す石生谷隧道。

実はこの隧道竣工年がはっきりしていないのですが、改修の手が入ったのは昭和の後半でしょう。

八田隧道山中隧道と同時期と考えるのが自然です。

そして隧道前には3つ目のバリケードが。

しかしこれいるか??

その奥で完全封鎖されてるやん。

延長209m、まぁこんなもんでしょ。

中は素掘りにコンクリート吹付。

県道じゃなければまだまだ行けそうです。

しかし片側1車線なので、さっきの停止線の意味がよくわからない・・・。

振り返れば良質な廃道。

これは反対側も期待大です!

ワープ!!

いっきに越前町へ!


越前町側にはなんかいろいろありました。

まず誰もが気になる手前。


今昔を
忘れてならじ
七曲り坂


これはおそらく石生谷隧道ができる前の旧旧道の峠。

七曲り坂と呼ばれていたんですね。

今はどうなってるんだろう・・・。

興味がわきます!

峠由来の者かはわかりませんがお地蔵様がいらっしゃいました。

こちらも無事に探索がおえれますように・・・。

そして旧道はこんな感じ。

こっちにも遊歩道的なバリケードがありますね。

・・・奥に本気の奴が見えてますが・・・。

ここでいう廃道化措置は、

標識をそっぽ向かせる

ってことでいいんでしょうか?

この統一感いる??

オブローダーにとって最も嫌な言葉が・・・。

しかし私有地というのはおそらくこの右側の道でしょう。

この奥が私有地というのは考えにくい(と思いたい)。

悪いことはしないので・・・。

乗り越えさせてもらいます!!

嫌な高さの電気線をルパンのように華麗に跨ぎ、その先へ。

怪しさなんて気にしない!!

いい感じで廃の世界に踏み込んでるねぇ・・・。

あと10年たてばより熟成していい廃道となることでしょう。

その頃にまた来たい道です。

廃道レベルはこっちが上だな・・・。

木の浸食がヤバい。

木藪は嫌だな・・・。

しかしやはり短い旧道・・・。

現れましたよ・・・。

個人的にはこっちの方が好き!!

いい感じだ!

鯖江側は現道からも見えることもあり有名ですが、個人的にはこちらをお勧めしたい。

廃隧道の雰囲気とはこうあるべきだと思うわけですよ!

大事なことですよ。

そりゃ事故防止のためにはとっても大事なことです。

でも扁額は隠すなよ!!

可哀そうだろ!

名札にガムテープ貼られてるようなもんだぞ!

短いながらも味のある旧道区間を残す石生谷隧道。

しかし今回、ここに大きな疑問を2つ遺してしまいました。


1.七曲り坂ってどこのこと?
2.七曲り坂への道はどこに繋がっていた?

この2点は今後の解決課題ですね。

「七曲り坂」情報ある方、ぜひお知らせください!!


以上、石生谷隧道編

この道往けば act2

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