第2次富山遠征第4弾 旧十八谷橋
こちらが僕が足を止めた場所。
ここで足を止めたということは、当然見つけたってことですよ。
さぁ右向け右!
あれは行かなければいけない橋だ!
現在地は国道156号、旧利賀村の生命線ともいえる道です。
しかし本当にどこで写真を撮っても間近に山が映る場所です。
正直写真は撮りやすいですが。
対岸になんか見えてるなぁ。
というかあれって・・・、あれなんじゃないかなぁ。
多分そうだよなぁ・・・。
そしてこの道自体も多分そうなんだよなぁ。
舗装は大分新しい。
しかし、この崩れ方、この先は秘境と呼ばれる五箇山へ繋がる道。
ただでは通してもらえなさそうです。
目標に接近セリ
ここからは全体像を見させていただきましょう。
旧十八谷橋(じゅうはちたにばし)
上路プラットトラス橋、これはもう廃橋と呼んで差し支えないでしょう。
なんせ橋の目の前がこんな状態なんですから。
目の前これですから。
直撃はないにしてもこれは怖い。
この状態はもう廃道でしょ。
この欄干も落石の被害者でしょう。
直撃すれば容易く持っていかれるでしょうね。
しかし最低限通れるようになっているのも気になるところ。
なにか用途があるんでしょうか。
あれかな?
砂防ダムの整備用に今も活用されてるって可能性が高いですね。
そして奥にもうっすら道が伸びています。
ちょっと地図を見てみましょうか。
奥の道は書かれていませんが、この落石だらけの道は現役扱いみたいですね。
しかしこの奥地はまさに秘境なんですけど。
どこに行こうとしてるんだ・・・。
地図に記載されていないところを見ると林道、もしくは廃道ということは確定でしょう。
しかし、轍が残っているところを見ると林道としてはある程度機能してそうな印象です。
さすがに日も暮れそうなこのタイミングで突入はできません。
素直にここは引くとしましょう。
そして対岸の旧道を進むこともできません
橋無いですからね。
これは落橋なのか撤去なのか。
どっちなんでしょう。
橋の下を眺めても落橋の形跡はありませんでした。
となると、補修不可能なほどに破壊され撤去されたと考えるのが自然でしょうか。
この谷川の下に落ちた残骸を回収するのは、なかなかしんどそうですし。
旧道の先は明らかに藪が濃くなってます。
まぁそりゃあ落橋してる崖しかありませんからね。
そして進めたとしても現道に合流はできません。
上の写真の高さ制限ゲートは現道をくぐる旧道のもの。
つまりこの道はまだ続くのです。
こちらの地図を見ていただければわかる通り、この位置はかの御大のレポでも有名な大牧隧道旧道、内ヶ戸歩危(うちがとほき・レポ未)に近く、範囲を広げれば福島歩危(ふくしまほき・レポ未)や六厩橋(むまいばし・レポ未)等が犇めく廃物件乱立地帯。
今日一日で回れるわけはないエリアです。
振り返るとこんな感じ。
しかし恐ろしいルーティングですね。
谷を回る構造はよくありますが、ここはもう一段階橋があったわけで。
急カーブ⇒橋⇒急カーブ⇒橋
ワンミスでこの谷に落ちると思うと恐ろしい・・・。
しかし厳ついトラスです。
上路橋ですので渡っているときは見れませんが、現道からは良く見えます。
この景色出来れば長く残してほしいなぁ。
新旧並び立つ十八谷橋。
このエリアの物件としては比較的、難易度低めではありますが、十分に味のある橋です。
お近くを通られた際は、ふらっと訪れてみてはいかがでしょうか。
僕としてはあの橋の反対側が気になります。
近いうちにまた訪れるとしましょう。
再訪を誓って。
以上、旧十八谷橋編
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