尾小屋鉄道 前編

今回のレポは今後、じっくり取り組んでいきたい物件のパイロットレポと認識していただけると大変ありがたいです。

というのも、このエリア、あまりに物件がありすぎまして一朝一夕で同行できる量ではないのです。

そんな中、その発展の中心になっていた場所からレポをスタートしたいと思います。

例によって石川の南半分はもう遠征とは呼びません(笑)

レポスタート!

休館日だけどな!

相変わらずもうちょい下調べして来いよと。

まぁこの資料館に入ることが目的ではないので良しとしましょう。


僕が用があるのはまさにこの場所。

尾小屋鉱山資料館(おごやこうざんしりょうかん)

尾小屋鉱山に至る鉱山鉄道の終着駅がこの付近にあったわけです。

ここは実際の鉱山跡地に資料館が建てられているらしく、資料館の外にも当時の面影が残っているとのこと。

中には入れませんが外は見れそうなのでちょっと見て回ることにしました。

なんか「マインロード」なる気になるワードもありますしね。

マインロード、つまりは鉱山の道。

実はこれは下調べに引っかかっていなかったので、現地で興味をひかれたものです。

ちょっと看板見てみますか。

グリーンプロムナードってなんだ?

ちょっと調べてみたら散歩道みたいな意味みたいですね。

山間遊歩道的な感じか。

まぁこの案内板で一番気になるポイントと言ったらやっぱりね。

絶対これだよね。

第3トンネル通行止め

これが今回僕が目を付けたもの。

尾小屋鉄道(おごやてつどう)廃線跡

今はその前の寄り道です。

そしてちょっと気になったあんまり見ないタイプのブロック。

鉱山で出る排石を基にして作られた「カラミ」というものらしいです。

ハニカム構造って気持ちいいよね。

壁材としても使われてるみたいです。

そしてマインロードと呼ばれるからにはあると思ってましたよ。

良い雰囲気を醸し出しています。

この木橋も味があるのですが、つい最近まで渋すぎる石橋が架かっていたらしいです。

見たかったなぁ。

写真はネットに残ってるのでぜひ見てみてください。

いい味出してます。

まぁ当然入れません。

むしろ開いていたとしても入りません。

隧道を探索するものとして坑道の怖さはよくわかっています。

でももちろん興味はあるわけで・・・。

とりあえず覗き込んでみる。

レベルは水平ですね。

これが下ってると怖さが異常なんだよな。

やはり地底というのは怖いもんです。

全体図が書かれていました。

これはわかりやすくていいですね。

全体的に高低差のない坑道のようです。

一度体感してみたいですね。

そろそろ尾小屋鉱山資料館を離れて尾小屋鉄道を辿っていきたいと思います。

今回はあくまでパイロットレポとして全体をやんわり追うことが目的です。

目についた遺構を紹介していく感じですね。

ここが尾小屋鉄道のスタート地点疑定地です。

ここから先は県道になっていますので使わせていただきましょう。

石川県道160号尾小屋尾小屋停車場線

(おごやおごやていしゃじょうせん)

なんか目がおかしくなりそうな県道です。

そして停車場(駅)の無い停車場線でもありますね。


写真を撮っている地点が県道の終点。

ここから左に進むのがこの県道です。

88mで終わるんですが。

ここも短い県道です。

京都府道367号を思い出しますね。

ここから先は国道416号を辿ることとなります。


ちなみに写真は診療所だったようです。

この辺りまでは国道416号と廃線跡は重複しています。

この辺りで廃線跡は郷谷川(ごうたにがわ)を渡り、対岸へ移動します。

対岸の廃線跡は良い感じで藪に埋もれておりました。

夏はヤバそうな気配です。

石川県道109号阿手尾小屋(あておごやせん)

この接続地点がちょうど端になっています。

対岸の様子を確認するには絶好の機会というわけです。

ちょっくら覗かせていただきましょう。

いい平場だ。

しっかり廃線跡が続いていることを確認。

ただ夏はダメだ。

雪のない冬か初春が勝負だ。

近頃秋はないに等しいからな・・・。

そしてこの地点から先を見ると尾小屋トンネル(おごやトンネル)があります。

廃線跡から見たら、別に関係のないトンネルです。

こんなものは素通りして、さっさと廃線跡を辿るべきです。

そんなの分かってますよ。

こんな分かりやすい旧道があったって無視するべき!

写真を見てもわかるレベルで日が暮れてきているのです。

この先を考えれば素通りが一番!

そうだよな!?

行くわけ・・・ない・・・

なんで僕はこんなに意志が弱いんだ・・・!
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この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

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