旧国道27号 丹後街道 高浜ー小浜間 青葉山の麓より編

さて、前回見つけた西勢橋
これを見つけたのは偶然ではありません。
なぜならきっと何かあると判断した探索中の発見だったのですから。

前回とは真反対、今度は福井県の西の端から探索を開始しましょう。
旧国道27号丹後街道探索!
レポスタート!

福井県大飯郡高浜町(おおいぐんたかはまちょう)

福井県の最西端であり、舞鶴市のお隣です。
このまま真っ直ぐ行けば吉坂峠となり県境間近の地点。
正面の三角形の山は高浜の象徴、青葉山(あおばやま・693m)です。

そこから右に折れる道が今回探索する旧道。
現在は県道となっています。

福井県道237号畑若狭和田停車場線

(はたけわかさわだていしゃじょうせん)
またこの道もまた国道と併走する停車場線
その本来の役割は果たせていないといっていいでしょう。
しかしここには現在別の役割が生まれています。
まぁそこは後々わかるでしょう・・・。
意外と嶺南では見かけないタイプの住宅街県道。
三重県ではこんなんばっかですが。
しかしこれが丹後街道だったんですからわからないもんですね。
どうもこの先で幅員減少があるらしい。
まぁ確かにそんな雰囲気がありますね。
しかし周囲の風景が長閑過ぎる(笑。
癒されてしまいます。
長閑な住宅街ですが、ここは右を国道27号と小浜線。
左を若狭湾に挟まれた細長い住宅街です。
これだけ見るとけっこう広いような雰囲気を感じますが、住宅街としては非常に不便な形状をしています。
これは街道の発展と同じで道に沿って街が発展した典型例です。
やはりこの道が只者ではなかったことが良くわかりますね。
しかし対向車がない(笑。
余裕過ぎて指まで写しちゃいましたよ。
日常的に使う人はほぼいないんでしょうね。
集落道路以上の価値はこの時点ではなさそうです。
そして現れたこの道の現在の核心部。
古いつくりの家が並びます。
ここは海に近い。
それが一番のポイントです。

民宿街

それがこの道が現代を生きる方法です。
このあたりはブルーフラッグを取得している若狭和田(わかさわだ)海水浴場を筆頭に優良な海水浴場が居並びます。
夏場はものすごい人ですが、冬場はこんな感じです・・・。
ここで交差点が現れました。
これも元国道らしい交差点、ここから重複なんですですから。

福井県道236号高浜港高浜停車場線

(たかはまこうたかはまていしゃじょうせん)
高浜港と高浜駅を結んでいます。
こういう指定って案外少ないんですよね。
沿線の神社仏閣が街道の証!

西恩寺(さいおんじ)

浄土真宗大谷派ではけっこうあるこの名前の寺。
桑名や名古屋が有名みたいですが、高浜もかなり立派な寺構えです。
ここで1番違いの重複は離れます。
県道236号は左の高浜港をめざしますが、我らが旧国道県道237号も右折が正解となります。
卒塔婆ヘキサを見落としてはいけません。

片側1車線の広い道。
急に県道らしくなったのでちょっとびっくりです。
しかしこれが油断の元なわけで・・・、
子生川(こびがわ)を渡ったあとがその注意ポイント。
しかし読めないよね、子生川。
そういえば大学のときの友達にこの辺出身の人がいたけど、元気かな。
この年になると久しぶりに会いたくなりますね。
道なりにキープレフトしたら、道を間違えたでござる。
わかりにくい三叉路になっていて、より狭い右が正解という罠。
全線と推して一番のトレースミスポイントです。
こいつは狭い
国道365号軒先区間を髣髴とさせる狭さです。
まぁあそこは終盤ずっとこのレベルでしたが。
なにが嫌って、この不規則に変動する幅員が嫌だ
そして広がっても、あくまでちょっと広いだけだからね。

路地じゃん(笑)

久々に言うけどこれでも県道ですからね(笑。
この類の奴は久々です。
最後が一番狭い・・・。
曲がれるかどうかが不安になるレベルでしたがセレナちゃんでも切り返し無しでいけました。
結局狭い箇所はここだけなんですけどね。
街道としては十分な広さだったんでしょう。
まぁ曲がった先もそれほど広くはないんですが(笑。
この狭さがこの道の基本だということですね。
こういうのが一連の道の雰囲気を作るので、覚えておいても損はありません。
時代を感じる建物と、絶妙に真っ直ぐじゃない道のコラボ。
いい感じです。
古き良き時代を感じますね。
そしてここで県道へのアクセス路と出会います。

福井県道16号坂本高浜線

この道自体が県道なわけではなくこの短い連絡路で接続しているイメージです。
なんでそんなまどろっこしいことをしているかといえば、県道16号がループしているから。
この辺はなぜかそんな接続が結構あります。
そしてまだ、旧道は続く・・・

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

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