京都遠征第3弾 京都府道・福井県道21号舞鶴野原港高浜線 孤立区間 前編

前回の三浜峠レポの地図。
僕は一つ、真実ではありますが、事実ではないことを書いてしまったかもしれません。
それは京都府道・福井県道21号について。
そのとき使用した地図がこちら。
僕は言いました。

右上の赤い線はこの道の続きだと。

それは決して嘘ではありません。
しかしこの道、

いくら辿ろうがあそこに辿り付く事は出来ません。


そしてあの右の地点から高浜に入ることも不可能です。
なぜなら・・・、

分断県道だから

半島周回道路というのは福井県道141号の例もあるとおり、整備が遅れ気味な傾向があります。
しかしここはその中でも、2箇所の分断区間を抱えています。
国道で2箇所の分断区間というと間々あるイメージですが、県道は国道より短いので案外少ないのです。
そして道路好きなら当然気になりますよね。

この分断区間にはさまれた区間に何があるのか

レポスタート!

雨の交差点からレポスタート。

ここに見えている道は両方が今日の目的の道、県道21号です。

まずは直進方向から行ってみましょう。

パッと見ると普通の集落に見えるんですけどね。

ここにたどり着くにはこの道しかない。

この道が改修されるまで、ここはまさに陸の孤島だったのです。

そしてここまでの道もなかなかなんですよ。

ここはまた別レポとして上げさせてもらいます。

こちらもぜひ!

田井集落

この辺りはすべて字名は田井となります。

範囲としてはかなり広いですね。

半島の先端の集落なのでほぼ1本道で事足りる面積ですが、ここが数少ない交差点。

こちらに行けば漁協に出るということなので、田井漁港へ出る道だと思われます。

用水路の水がヤバい

だいぶ雨降ってるからなぁ。

こういう時に用水路でおぼれる事故って起こるんだろうなぁ。。。

ここからは海岸線を進む山道ゾーン。

この辺りもなかなかの断崖絶壁です。

道の雰囲気は同じ若狭湾沿岸である敦賀半島とも共通点を感じますね。

しかしこれほど立派な道だったというのは正直ちょっと想定外。

もっと崖にへばりついたヒョロヒョロを想像していたんですが。

やはり生命線というのはでかいんでしょうね。

大浦半島の先端に位置する成生岬(なりゅうみさき)。

周囲に現在でも道すら作らせない天険の断崖を有しています。

とはいえ半島の先端ですから灯台があります。

ここには船でしか辿り着くことができません。


ちなみにこの岬周辺には第2次世界大戦時の砲台跡が残っているとのことです。

舞鶴鎮守府の守備陣の第一陣と言ったところですかね。

ここで再び人の気配がしてきました。

というよりこの先の集落で県道は分断するのです。

つまりもうすぐで折り返しということになります。

集落の境にあるお地蔵様ですが、ここでは集落名自体は田井のまま変わりません。

しかし明らかにその光景が違う。

なかなかに衝撃的な光景です。

海ちっか!!!

なんだこれ。

港の施設なのか、道なのか。

しかし奥の集落に行くためには、確実にここを通らねばなりません。

これ、構造的に完全に波を道路上に上げるようにできています。

言うなれば洗い越しの上位互換。

まぁ言うなれば村道、場合によっては私道、さらにいうなればただの港施設の一部なのかもしれないので、同列には語れませんが。

しかし凄い構造であることは確かでしょう。

ここから先に道はない。

まさにどんつまりの集落です。

ここは成生漁港と呼ばれているとのことですよ。

まさに海と共にある集落ですね。

どう考えてもここを通すにはトンネルだよなぁ。

なんにせよ、こちらの端点は極めました。

次は反対側!

ここにあったんですけど、ここは端点であって起点ではないはず・・・。

普通に間違いなのか何なのか・・・。

こういうのは初めて見ました。

期待を含み・・・、

後編へ!

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