第2次三重遠征第2弾 旧坂下隧道 前編

再びやってきたぜ!

国道425号!!


僕にとって非常に印象深いこの道。
その名も高き紀伊半島の国道たちのトップ。

3度目の今回は、前回最も悔やまれたやり残しの回収が目的です!

国道425号の三重県内区間での最大の見所。
そう、旧坂下隧道への謁見の時間!
レポスタート!
相変わらず変態だよね。
あ、こちらは坂下隧道ではなく、その前に控える変態。

坂場隧道(さかばずいどう)

やはり坂下隧道に行く前にこいつも味わっておかねばならないと思うわけですよ。
ヘアピンカーブの途中に隧道があるというトリッキーさ。
ホント面白いやつです。
しかしこの坂場隧道が後々、重要な役割を担うことに・・・。

間髪いれずに現れた!!

坂下隧道(さかげずいどう)

明治44年竣工の煉瓦隧道。
前回ほぼスルーだったのですが、列記とした明治隧道です。
イギリス積みのスパンドレルがコンクリートの無粋な翼壁に隠されてしまっているのが残念。
あと内部も鉄骨で補強されているようです。

一部補強されていますが、基本的にはコンクリート吹付の洞内。

もともとの姿が想像できていいですね。

これが本来のお姿。

これだよこれ。

これこそ明治隧道のあるべき姿です。

美しい装飾の施されたポータルです。

笠石、帯石の関係が独特ですね。

ピラスターがないのは惜しいですが、これだけでも十分です。

けっこう崩れてますが坂下隧道と書かれてますね。

反対側には何が書かれていたのかが気になりますが、確認する術はなさそうです。

隧道手前にはお地蔵様がいらっしゃいました。

古い隧道は峠と同じ感覚でお地蔵さまが置かれていることが結構あります。

村と外界を隔てる決壊のような役割です。

しかしこんなに威厳があり素晴らしい煉瓦隧道が、

実は2代目であるという衝撃の事実。

初代は山中に現存しているというなら、探さないわけにはいきません。

こいつの前ってどんなけやねん。

とりあえず隧道近くにはなさそうなのでもう少し進みましょう。

一度通り過ぎて戻るのに旧道を使用したいと思います。

僕が怪しいと見たのはこの辺り。

ちょうど怪しい方向に道が伸びていました。

ただ見た目は完全に林道なんだよなぁ。

旧道を林道に改造したパターンはよくあることですが。

ここでセレナちゃんとはしばしの別れ、このでかさでは通れるものも通れない可能性もあります。

なにより距離としてはそれほど長いものではないでしょうし、さすがに初代隧道をセレナちゃんで通過は不可能でしょう。

そりゃ通れれば最高ですが。

めっちゃ普通の林道。

何の変哲もない普通の林道。

この先に明治隧道がある雰囲気を感じません。

舗装された道と整備されたスギ林が不安を煽ります。

本当にここでいいんだろうか。

とんでもないところに連れていかれやしないだろうか。

現役施設が現れました。

こういうのを過ぎた後に急激に荒れるってのはよくあるパターン。

今回は逆に期待してしまいます。

ほらな!

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