北陸本線暗渠群 葉原の巨大穴編

葉原第1暗渠

葉原集落の南に眠るこの暗渠は幾許かの謎を残しつつもその姿を見せてくれました。
しかし第1があれば第2もあるのです。
今回は第2暗渠をご紹介します。
ここは国道476号から福井県道209号が分かれる交差点のほど近く。
写真は国道から県道209号を写したものです。
ぶれてますが・・・。

つまり現在地はここ!

ここが今回の暗渠群の最南端。
最も最後に紹介する暗渠となります。
全体通して7つ目の暗渠。
そのお姿をご覧にいれましょう!
再び接近図!
第1暗渠からさらに南下した越坂と田尻の境界付近。
福井県道209号との交差点がいい目印となります。
そしてこの交差点に人知れず四差路のように介入する道が今回のアクセス路。
交差点からウツロギ峠に向かって右手に潜む怪しい小径。
これぞまさにオブロード。
川に向かっていく道に期待が膨らみます。
築堤に沿って伸びる小径は途中から沢のような状況になってきました。
こういう小計には雨が降ると水が集まるので自然とそうなったと考えるのが自然でしょう。
歩きにくいですが薮よりはるかにマシです。
この小径の旅はそれほど長くはありません。
そもそも川はすぐ近く。
それらしきものはすぐに現れます。

水路発見!!

だが何かおかしい。
いやまさか・・・。
嘘だろ・・・。

で・・・

でっけえ!!

しゃがんで撮影しているかのような錯覚に陥りますが、もちろん立ったまま撮影しています。
切石積9段にもおよぶ巨大暗渠。

間違いなくこれらの暗渠群の中で最大の穴です。

地図にも書かれている谷筋ですが、河川名がわかりませんでした。
多分あると思うんですが、田尻川とか。
なにせ結構な水量を持って暗渠に流れ込んできています。
夏場は気持ちよさそうですね。
こちらは上流側。
もしかして下流側はもっとでかいのか・・・?
これは見ておかねばなりません!!
薮の中に一筋の踏み跡。
ここに違いない。
突入!!

罠だった!!!

危うく暗渠の上から真っ逆さま。
そこそこの勢いで下ってたので、本気でヤバかったです。
つうかこの踏み跡を残した本人は大丈夫だったのか。
本気で心配しましたよ。
ここも茨が・・・。
ベストの撮影ポイントにある当たりたちが悪い。
そしてここも夏場の接近は難しそうです。
薮が・・・。

やっぱでけえ!!

しかしこれだけデカければ対岸から見ることもできるんじゃないでしょうか。
なんせ対岸にはあれがあるんだから。

北陸自動車道下り線

つまり福井方向への道。
一度この辺りで左側をちら見してみましょうかね。
じっくりは探せませんが。
何度見てもでかいんですが、写真ではこのデカさが伝わらないのが口惜しい。
めっちゃでかいんですよ!!
上に見える国道476号。
その下にこれほど巨大な建造物があるとは思いませんした。
大きさを示す最後のあがき!
暗渠の上に生えている木は高さ5m程度の高さがあるはずです。
それと同じくらいの大きさを持つ暗渠。
少しはその高さが伝わるかな・・・?
これが北陸本線暗渠群敦賀-今庄間の全図です。
北の方が規模が小さく、南の方が大きい傾向にありますね。

暗渠はやはり、隧道や橋に比べればマイナーな存在。
もしかしたらさらに調べを進めれば他の地域でも出てくるかもしれませんね。
疋田暗渠の例もありますし。

しかし道というのは奥が深い。
この道を取り上げるのはこれで3度目、しかしまだまだネタがありそうです。
その歴史の数だけ、我々にとってもネタがあります。

以上、旧北陸本線暗渠群

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

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