福井県道247号南条停車場線 中編

古道の雰囲気迸る山際区間を抜けると、道は再び住宅街へ突入します。
しかし晩秋の雨ってなんでこうも物悲しいですかね。
濡れ滴る柿を悲風が撫でています。
そんな空気を読んでか、道もただただ無言で先へ進みます。
なんかあんまり表情のない住宅街の道になっちゃって面白くないです。
しかしそんな時にこそ、落とし穴は潜んでいるもの。

は???

現役県道にまさかの車止め

なんだこれ!?
なにがどうなった!?

福井県の通行止めバリケード

つまりはここが県道である証。
少なくとも県の管理であることは確かです。
幅員は確かに四輪車で通行できる車両は存在しないレベルです。
しかしそれは明らかにフェンスに削られた姿。
本来はバラストギリギリまで路面だったであろうことがアスファルト舗装からわかります。
とりあえずその手前の道を左折します。
帰宅後、別の地図を見るとどうやらこちらが県道に指定しなおされている様子。
せめて案内が欲しい場面です。
多分10人中10人が直進しますぜ。
明らかに新しい農道らしき道に出ます。
ここを右折すると目的地方向へ向かえそうです。
そしてそこにぶつかる踏切の道。
こちらへ曲がれば先ほどの車止めの反対側へ行けそうです。
あそこだよね・・・。
しかしあの道が現役だった場合。
その指定はなかなかえげつない状態だったことがわかります。
まず並走している状況が面倒ですは、ここの面倒な部分はこれだけじゃない。

ちょっと以下をご覧いただきましょう。

ここから進入して・・・、
あそこへ出ていく・・・。
つまりは・・・、

圧倒的斜め横断!!

これは危ないわ。

ただでさえ斜め横断はダメよって言われてるのに、斜めに行くしかないんだから。

抜けた先も非常に狭い。

先ほどの様に削られているってことはないですが、国道としては狭いと言わざるを得ません。

しかし味がある道です。

なんか冬の道って絵になるよね。

まぁ日本は四季折々で道も表情を変えますから、冬だけに限った話ではないんですが。

僕としては冬のイメージが強い道です。

そしてここでJR北陸本線南条駅に着きました。

ここで県道は終点となります。

地図でいうとこんな感じ。

青線の部分のみが県道として指定されています。


しかし見れば見るほど意味不明な指定に見えますよね。

国道365号の新道ができた時点で、そっちをアクセスに使うのは目に見えているわけで。

まぁいろいろと事情があったんだろうなぁ。

そしてここからは・・・、

純粋な旧道!

この道往けば act2

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