滋賀県道188号相谷原杣線 Revenge 後編
ヘッドライトが照らす範囲のみの世界が、僕のテリトリーとなる夜間探索。
これはある意味、隧道探索に近いものを感じます。
隧道探索はライトが照らした瞬間が発見の喜び。
そしてビビりのタイミング。
それはやはり夜間探索でも同じです。
車という安全空間にいるからというのも大きいですが。
けっこう夜の森は嫌いじゃなかったりします。
この闇が心地いい。
けっこう末期かもしれませんね、この病気も。
最狭区間はこの辺りか。
滋賀の険道も海千山千。
気合入ってます。
ここで対向車が来たら・・・。
笑えないな・・・。
まぁ何よりね。
時々林の中で光ってるんだよね。
バンビなのかピグレットなのかはわかんなんですけど。
多分バンビだな、あの高さは。
さすがにちょっと不気味・・・。
久しぶりに交差点が現れました。
とは言っても相手は未舗装ですが・・・。
しかし林道ではなさそうなので、農道かな。
なんにせよ、復帰は近そうです。
周囲は森から休耕地のような景色に変わってきました。
まぁ夜だとわかりにくいですが・・・。
そして再びT字路。
と見せかけて・・・、実は十字路でした。
ナの字のような交差点で右奥の道が県道、交差しているのは農道のようです。
そして右奥にはすぐに・・・、
起点以来の別県道!
滋賀県道189号甲津畑山上線
(こうづはたやまかみせん・レポ未)
この県道先は千種街道(ちぐさかいどう)という古道で、東海道と中山道を繋ぐ道だったことも多くの峠が残っています。
その中でも杉峠(すぎとうげ・レポ未)や国見峠(くにみとうげ・レポ未)といった大物も控えていて、いつかこの辺りはじっくり探索したいエリアです。
交差点を左折し、一瞬、県道189号と重複した後、すぐ右折。
県道188号は改めて独自路線を行きます。
しかしそこには先ほどまでの面影は全くない!!
いたって普通の片側1車線の県道。
やはりこの県道の核心部は中央部と言えそうですね。
起点付近と終点付近はまともで、最も重要な越境部分がヤバい。
これは険道としては基本パターンの一つです。
全線にわたってヤバいところなんてめったにありませんからね。
もちろんいろいろ例外はありますが。
そう、そしてその知識があったからこそ僕は最後の最後にミスを犯します。
この県道は1種の例外だと気付いたのは帰宅後でした。
地図上部に注目・・・。
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