また出ましたこの道。

今回紹介するのはこの道の旧道です。

しかしこの探索は予定していたものではなく、この道の先の別の橋を目指していたら気になっちゃったもの。

事前準備もなく見つけたので前振りもありませんが、なかなか素敵なものでした。

早速、レポ開始！

ちなみに奥に見える橋が現国道３６５号。

手前に見えるものは今はスルーで（笑）

これがこの区間の国道３６５号の旧道です。

全て現役ですが、今回はスルーしておりました。

しかしその最北部にあたる場所で、目の端にとらえたこの橋。

次回はここを探索してみようと思わせるには十分な佇まいを見せています。

この時点で何ら情報はありませんでしたが、曇天の下で見るこの橋に僕は魅入られました。

さて、じっくり観察してやるぜ！！

さらにその旧道はこちらです。

この辺、なかなか熱いな・・・。

シンプルながら重厚感のあるデザイン。

さらにそこに苔がむしてより味が出ています。

橋脚も国道使用と言える立派なものですね。

反対側から。

現国道から見かけたので、僕の初見はこちら側からでした。

３径間のガーダー橋、風格が漂っています。

年月を重ねて、より風合いを増した人工石。

ＲＣとはまた違う雰囲気がありますね。

野尻橋と違って破損もなく、比較的きれいな状況と感じました。

親柱の裏側とはなかなかレアな場所に銘板が・・・。

丸吉組さんですか。

この辺りでは有名なのかな？

同じ広さの川幅を一径間で渡る現国道３６５号の橋。

名前の確認を失念したのが痛いところですが、この辺りの名前の付け方から行くと「鍛冶屋川橋」となりそうですね。

あってるかな？

反対には旧道より明らかに立派な農道が。

広域農道ってわけでもないようですが、混雑も少ない国道３６５号があるのにあえてこの立派な道を作った意図は何でしょうね？

気になるところではあります。

さて反対側の親柱も見ておきましょう。

こちらはお決まりの平仮名バージョン。

ということは最後の一つに僕の知りたい情報があるはず・・・。

６２歳、還暦オーバーです。

朝鮮戦争終息の年にして、高度経済成長の始まりの年ともいえます。

バカヤロー解散の年でもありますね。

戦前かと思ったら戦後生まれでしたが、なかなかどうして。

日本の戦後復興の全てを見てきた橋ともいえました。

この佇まいが堪りません。

道の雰囲気も相まってタイムスリップした気分が味わえます。

疲れ切った信号標識。

こいつはいつからここにあるんだろう？

元は黄色だったのかすら怪しいですね・・・。

旧標識の一種なのかな？

たまたま見かけた橋の割には楽しめました。

こういうのがあるから遠征は楽しい。

他にもこの旧道はじっくり観察したいところです。

以上、下多良橋編