紀伊半島遠征 国道425号 去来する絶望編
これが反対から見た県境。
既に田辺市になっているはずですが、「龍神村」のままになってますね。
ここの放置加減が伺えます。
そしてこちらにも「通行止め」が。
これは先ほどの土砂崩れに対応するものに間違えないでしょう。
奈良県吉野郡十津川村(よしのぐんとつかわむら)
それがこれから攻め入る村の名前。
この十津川村、北方領土を除く全国の村の中で、最大面積を有しています。
ちなみに北方領土を入れても5番目。
近畿最大の市から全国最大の村へ。
どんなけ辺鄙やねんとか突っ込んじゃダメです。
そしてこれが牛廻越のお地蔵様。
しっかり手を合わせて、まだまだ続く旅の安全を祈ります。
しかし惜しい!!
自然災害でしょうが、親しみのある峠看板の真ん中だけが割れ抜けている!!
わざわざ峠の由来まで書いてあるのに!
気になる部分が読めない!!!
ここからどう峠に繋がるんだ!?
ちなみに、右側部分も飛ばされていた道に伏していました・・・。
この6月の嵐で流失してないことを願います・・・。
代わりに峠の由来をちょっと語らしていただきます。
もともとここにあった道、「十津川往来」では十津川村と龍神村の村民の間で物々交換が行われていたそうです。
もちろんその場所となるのは双方にとっての中間地点となる峠。
十津川村では牛の飼育をしていたので、それが重要な資源となっていました。
もうお分かりですね?
牛を龍神村に廻していたから、「牛廻越」。
まぁ一説ですので、自分が知ってるのと違うよって場合でも悪しからず・・・。
そして峠からは3本目の林道が分岐しています。
この林道、地図で見ると唯一、国道371号に抜けれるように書かれているんですが・・・。
・・・死ねということか??
奈良県側はガードレール設置率が飛躍的に上がります。
これだけでもう大満足!
命に対する保険があると言うだけで、ありがとうと言いたい!!
まぁ本音を言うなら・・・、
ガードレールが設置されただけなんですがね。
それでも違うんですよ。安心感が。
人間の心なんて脆いもんです。
でもやっぱり写真のような場所にガードレールがなかったりもするんですが、それも良いのです。
国道425号に多くを期待しちゃいけません!!
しかしここは国道425号を代表する難所、牛廻越。
奈良側だけが平穏と言うわけではありません。
和歌山県側の小又川トンネル交差点から峠までが15km。
奈良県側の国道168号交差点から峠までは・・・、
30km
さっきの倍の距離を走らなければならないこの苦行。
お前は鬼か!!
人工物が見えてきた!!
なんか久しぶりに「建物」を見た気がする!!
廃屋だっていい!!
しばらくぶりに人間の営みを感じる!!
残りは意外と人里なのかも?
後は楽勝か!?
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