紀伊半島遠征 国道425号 新たなるステージ編

舞台は再び、新西川トンネルへ。

吊り橋編からずっと右往左往していた、牛廻越区間からようやくの離脱です。

新西川トンネルの脇から延びる旧道地形は明らかなんですが、この時僕は大分焦っていたらしく全く気付いていませんでした(汗。

どんだけ余裕なかったんだ自分。

新西川トンネルを抜けると道は再び貧弱路へ。

トンネルとバイパス以外でまともな道など、425号には存在しないのか。

貧弱区間の先で、村の名前の由来となっている十津川にぶつかり、道が広がります。

道が広がるということは重複が始まったということ。

国道168号

和歌山県新宮市から大阪府枚方市へ至る紀伊半島縦断路線の一つで、

紀伊半島の国道の中では抜群に優等生です。

なにせ全線通行できるうえ、取り立てて目立った難所も無いのです。

大阪から十津川を目指すなら、この道を利用するのが普通でしょう。


写真に写っているローゼ橋は柳本橋(やなぎもとばし)。

細道編に登場した同名の吊り橋の国道版ですね。

あの橋から国道168号との重複が始まります。

とはいってもここは近畿地方最大の秘境、紀伊山地の奥地。

片側1車線なんてそうそう見れるもんじゃありません。

国道168号の力を借りても、ここではこれが限界です。

そしてこの辺りは十津川温泉郷の中心部でもあります。

そんな雰囲気をさりげなく伝える、親子ランガ―橋。

わざわざ2つともランガ―橋にしたのは統一感でしょうか?

なら歩道橋も塗りなおしてあげて欲しかった・・・。

庵之前橋(あんのまえばし)

十津川温泉郷のランドマークですね。

レトロ

この言葉がよく似合う十津川温泉郷。

たぶん、20代前半に来てもここの良さはわからんかったでしょう。

もうすぐ30になる自分にはだいぶここの良さがわかるようになりました。

もう10年くらいしたら夫婦でのんびり訪ねたいところです。

もちろん牛廻越を越えて!!

橋の修理現場に出くわしました。

僕はけっこうこの仮設橋という奴も好きなのです。

あの直角に曲がる感じとかよくないですか?

堪りませんね!!

・・・あれ?

一人で騒いでる??

歩道橋に木製の中路ローゼ橋だと!!

とととと十津川村!!

どれだけやってくれるんだ!!!

これだけ橋を前面に押し出してくる自治体も珍しい・・・。

個人的に、この平谷小学校のものと思われる歩道橋には惚れてしまいました。

ただあそこを渡れば、確実にお縄になるのでやめときますが。

いやぁ渡ってみたかった・・・。

立派なバイパスをかっとばしたい所ではありますが、ここで僕は現道に降りねばなりません。

国道168号はこの区間、バイパスと現道が分かれており、国道425号の分岐は現道側から別れているのです。

バイパスにも接続してますが、わざわざあんなことしたんだから。

やっぱりちゃんと全区間走りたいですよね。

そしてバイパスからの分岐を離れた国道425号の姿がこれ。

滝隧道(たきずいどう)の写真撮り忘れてる・・・。

ここもなかなかおどろおどろしかったです・・・。

写真に写っている施設は十津川第一水力発電所。

上流にある風屋ダム(かぜやダム)から取水した水でタービンを回しています。

そして水力発電所のそばにはトンネルがつきもの。

水流を生み出す勾配の為、険しい立地に立てられることが多いのです。

芦廼瀬隧道(あしのせずいどう)

1992年竣工にも関わらず「隧道」を冠してもらってる懐古主義な隧道です。

そしてここから酷道425号の第2ステージが始まります。

紀伊山地の背骨。

大峰山越えに挑む!!

この道往けば act2

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