旧国道8号スピンオフ 大谷第一隧道
この辺りは隧道が連続する危険区間として知られています。
勝手に僕はこの辺りのことを、
大谷隧道群(おおたにずいどうぐん)
と呼ばせてもらっています。
現在、第2から第5隧道までが存在する大谷隧道群ですが、これが気にならない人はいないでしょう。
大谷第1隧道どこ行ったんや!!
は~い!
ここにおりました。
これは目立ちますね。
今は完全に廃隧道となっています。
こうやってみると、ちょっと不思議ですが。
それほど悪い線形じゃなかったことがわかります。
むしろ今の方が急カーブだし・・・。
これは・・・隧道自体に何か問題が・・・?
扁額も立派に残っています。
しかし昭和62年竣工で「隧道」を名乗るとはなかなか男気ありますね。
これは珍しいケースだと思います。
僕(昭和59年生まれ)より年下の廃隧道なんて、初めて会いましたもん。
河野隧道と同じく、鉄条網付きの金網で封鎖されているので、お邪魔するの遠慮しましたが、洞内には目立った異常はないように見えます。
むしろ照明がつけば今も現役で行けそうなほど、きれいに保たれています。
ワープ!!
反対側に回ると鉄条網の一部が破壊されていました。
行けなくもなさそうだけど、見通せるしいいよね。
だってここ、めちゃくちゃ目立つんだもん。
・・・天下の国道8号の路肩は怖すぎますって・・・。
こちら側にも目立った傷はありませんでした。
後日帰って調べてみたところ、とある事実が判明しました。
どうもこの隧道のある地盤が地滑りを起こしているようなのです。
そりゃあかんわ。
一番隧道にとってあかんやつですよ。
今は現役さながらの姿をしてますが、10年後にはもしかしたら落盤閉塞なんてことも容易に起こりえます。
これは英断ですね。
こちらは日当たりが悪いのか、緑の浸食が穏やかでした。
まぁ北側ですからね。
しかしこんな簡易な虎ポールで、間違って突っ込む奴いないのかなと心配になります。
恐らく最も容易く訪れることができる廃隧道の類である大谷第一隧道。
こんな景色が好きな人は一度訪れてみてはいかがでしょうか?
以上、大谷第一隧道編
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