滋賀県道285号中河内木之本線 The Living Dead編

前回の廃村、尾羽梨を過ぎるとこのような廃屋がありました。

これは尾羽梨のというよりは、次の廃村に所属する建物と思われます。

ここまでで基礎以外で初めて見る人の痕跡でした。

やっぱり人住んでたんだなぁここに・・・。

廃村 針川(はりかわ)

尾羽梨も針川も盛時には分校や神社がある立派な集落でした。

神社跡は未だに残っているそうですが、夏草にげんなりして発見できませんでした。

ここも高時川の支流針川に沿った集落で、道と川が集落の中心だったようです。

このような直線道路は温見ストレートでも話した通り、集落の中心だった場所です。

かつてここには茅葺のおうちが軒を連ねていたと聞きます。

目を閉じるとその光景が目に浮かびます。

何ともさびしい景色ですね。

これは渋い橋!!

親柱には名盤が半分しか残っていませんでした。

それもかなり摩耗していて判別は難しいです。


ネットと地図資料で調べてみましたがお名前がはっきりしない。

ただここまでのネーミングの法則を見る限りこれじゃないかと。

針川橋(はりかわばし)

まんまやん!

いや、この上流側にも橋があったとのことなので、そっちかもしれないんですよ。

でもこのストレートなネーミングはきっと県道側かなと思います。

形式としてはプレートガーダー橋。

珍しいものではありませんが、こんなに景色とマッチした橋に久々に巡り合えました。


ここで思わず一服。

癒されるわぁ・・・。

さぁ水を飲もう。

・・・・・・・

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・ペットボトル一本どこやった!!??

僕はチャリと腰にペットボトルホルダーを付けてまして、基本的にこの2本で探索してるんですが、どうも腰のホルダー(巾着タイプ)が緩んでいたようなのです。

恐らく写真のこいつを乗り越えた時に緩んで、チャリの振動で落下したと思われます。

ここまで戻ったんですが、発見には至りませんでした。


丹生渓谷で「水の入ったアクエリアスゼロ」を見つけたらそれを落とした大バカ者は僕かもしれません。

拾って捨てておいてくれればうれしいなぁ。

・・・すいません。

これは・・・水問題の再燃だ!!

残りは少ないとはいえ、国道に復帰した所ですぐに自販機があるとは限らないのです。

しかしこんな時に限って・・・

なんで日陰無いんだよ!!

・・・八つ当たりです。

標識が木に飲み込まれとる!!!

最初は恐らく木のくぼみに引っ掛けて会っただけなんでしょうが、もはやどう頑張っても外せないほどがっちりと飲み込まれてしまった「落石注意」。

現役県道でこれが見れるとは!!

しかも一つじゃない。

ここら辺ではこれが当たり前なのか。

そう言われたらもはや納得するしかないぞ。

つうか枝ジャマだし。


この道は間違いなく現役県道です。

しかし死んでいる。

もう道としての機能を果たせていない。

これはもう道界のゾンビです。

行ける屍は今日も余呉の地で生と死の狭間を彷徨っています。

ゾンビ道はミイラになりかけの僕を乗せて続いていきます。

残る廃村は後一つ!

次回、長い長い廃村県道ついに突破!?

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

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