旧国道8号第7弾 具谷隧道群旧道 後編
さて第1隧道旧道を抜けるとすぐに第2隧道が目の前に立ちふさがります。
このわずかな明かり区間は当然、旧道にも対応するもの。
こんな雨の中この区間を歩くものはほとんどいないので、すれ違う車はみな不審者を見る目で通り過ぎていきます。
あ、妖怪かなんかだと思われてる?
ロックシェッドわきにはわかりやすく旧道が。
これは第1隧道旧道より与しやすいかと思われましたが・・・、
よく見たらこれ、人工的に土が盛られてます。
ということはこの先は完全に廃道扱い。
どけることができるバリケードより、よっぽどガチな封鎖でした。
短い区間とはいえこの先、覚悟がいるか・・・。
盛り土の上から見下ろした旧道。
これは意外と期待できそうだ!
国道旧道というか街道峠を思い出すこのお姿。
50年の月日は「国道」を「旧街道」にするのに十分な時間だったようです。
もちろんこれは舗装されていないというのが大きい。
舗装された道が50年の月日を重ねたら、いったいどんな姿になるのかわくわくします。
おうふぅ・・・
まぁ入口封鎖されてる時点でこの状況は予想できてましたが、探索時期に救われました。
夏なら藪と蜘蛛の巣のダブルパンチ必須です。
そして第1隧道旧道と同じくU字形の旧道はここでカーブします。
ちょうど半分経過です。
ここで予想外の事態発生。
電線が迫ってきた
これは今までにない恐怖!
滑落だとか動物系だとかそうなんだ遭難だとかという恐怖はこれまで幾度も味わってますが、感電の恐怖はこれまでなかった!
何が怖いってこの雨。
全身びっしょびしょですよ!!
細心の注意を払ってこれをくぐります。
ピンクのテープ、危険だと思うんなら何とかしてくれよ!
通る人もいないんだろうけどさ・・・。
感電危険区間を抜ければゴールはすぐそこ。
こちらにもやはり盛り土がされていますね。
かつてはちょうどロックシェッドのあたりからカーブしていたのでしょう。
旧道としては非常にわかりやすい形です。
最後のこの区間が地味に怖かった・・・。
敦賀側から旧道を見るとこのように見えています。
怪しさ全開。
向こうから入って正解だったかもしれません。
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