三国眼鏡橋

夕暮れ迫る畦道を走り見つけたあの衝撃の異次元空間。

あれ以来僕はあの橋の虜になっています

六把野井水拱橋

「ねじりまんぽ」という工法を駆使した三岐鉄道の傑作橋梁。

ねじりまんぽはそうそうあるものではなく、探し求めてやっと見つかるというレベルのレアもの。

しかし虜になったからには当然探すのがマニア心理です。

六把野について詳しくはこちら!


そしてすぐに見つけましたとも。

いや正直に言うなら、六把野を探しに行く前から調べはついていました。

福井県内にあるねじりまんぽ!!

三国眼鏡橋(みくにめがねばし)

場所はこちら!!

福井県坂井市(さいかいし)の西部。

合併前は坂井郡三国町(さかいぐんみくにちょう)。

観光名所として名高い東尋坊にもほど近い場所にこの橋はあります。


そしてこの橋は一般的な川に架かる橋ではありません。

いわゆる架線橋。

つまり線路を越えるための橋。

えちぜん鉄道三国芦原線(みくにあわらせん)

えちぜん鉄道については下荒井隧道編に詳しいのでそちらに譲るとします。

あっちは勝山永平寺線ですが。


今回は細かなアクセスは省きます!

いきなり本題!

行きたい人は上と最後の地図をご参照!!

レポスタート!

今回は勿体ぶりません!!

これが噂の眼鏡橋。


現在この道は坂井市道になっています。

道自体は古い街道筋、福井県道7号三国東尋坊芦原線(みくにとうじんぼうあわらせん)の旧道にあたる道なようです。

実質、車では通れないような狭路、一方通行があるので要注意です。

(これのおかげで迷子になってアクセス路の写真が取れなかったのはここだけの話!)


しかしこの時点でかなりスキューしてるのがわかります。

親柱が遠近法の見本のようになってますし。

眼鏡橋というのは2連以上の閉腹アーチ橋にはよく名づけられる名前ですが、ここは単独なんですよね。

虫めがねってこと??

この眼鏡橋。

国の登録有形文化財に指定されています。

大正2年竣工、現在でこそえちぜん鉄道の架橋ですが、建設当時は国鉄北陸本線三国駅三国港荷扱所までの構内にかけられた橋として建設されました。

つまりこの橋を作ったのは国鉄、流石の技術です!

また焦らしてるじゃないかと言われそうなので、そろそろ全景をお見せしましょう!

全景撮れねえ!!

俺はなんてアホなんだ。

橋の上からじゃ橋は撮れない。


側道からならどうにかとか思いましたが、相当頑張ってこの程度・・・。

県の土木遺産紹介写真は明らかに線路上からとってたもんなぁ。

あれは反則だよなぁ・・・。

しかしまぁねじれ具合はどうにか伝わるかと思います。

そして改めて思う。

ねじりまんぽは下から見上げてなんぼだと。

ここにそれを求めるのは酷すぎるよ。

その一瞬のために電車に乗っても、写真に収めるのは至難の業だろ!!

反対側のスパンドレルには蔦が無かったので構造がわかりやすいですね。

その分道が無いのでこの角度が限界ですが。


しかしスキューはよくわかります。

アーチ部を煉瓦、スパンドレルとアーチ基部に石材を用いた複合アーチ。

アーチ部の煉瓦には段差が施されたオシャレ仕様ですね。

港町三国を満喫するにはいいスポットです。

ここは三国芦原線の終着駅である三国港駅(みくにみなとえき)のすぐ手前。

橋から覗けばそこは構内です。


・・・ということは駅からも見えてるのかな?もしかして。

しまったその可能性にレポ書いてる今気づいたよ!!

入場券買って見に行けばよかった!!

そしてこちらが三国市街側。

あの脇の道にはどうやって行けばいいんですか??

あそこから写真撮りたかった・・・。

眼鏡橋から臨む三国港。

もう日が沈みます。

少し岬の先へ行くとサンセットビーチがあり人気ですよ。

そろそろレポを閉じようかと思います。

流石に一番上の地図だけでここに至れというのは不親切なので、寄った地図も載せておきます(笑)

地図で見ていけそうでも現地で見るとどえらい細い道もあるのでご注意を。

誰かいい写真スポットあったら教えてください!


以上、三国眼鏡橋編

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

0コメント

  • 1000 / 1000