月出峠 前編

峠は意外なところに潜んでいます。

国道、都道府県道、市町村道はもとより、登山道や里道、林道なんてところにも古くからの峠が残っています。

しかし意外と見落とされがちなところにも峠があることもあります。

有料観光道路

三方五湖レインボーライン信貴生駒スカイラインといったあたりがこのブログでも登場しています。(レポしたわけじゃありませんが)


今回紹介するのはこの中でも一般開放された旧観光道路。

これに関しても越前河野しおかぜラインや鈴鹿スカイラインがこれにあたります。


そして今回レポするのは滋賀県北部のこの道路。

奥琵琶湖パークウェイ

そしてそこには観光地らしい何とも雅な名前の峠があるのです。

いざレポスタート!

さてここから旅は始まります。

しかしここ、実は海津大崎の隧道群でも登場した交差点。

右折するのが滋賀県道557号西浅井マキノ線で湖北隧道群方面、直進するのが今回レポする奥琵琶湖パークウェイ方面となります。

これが今回の探索区間の地図。

西から東に攻め込みます。

これには理由があるのですが、その辺はまた後程・・・・。

奥琵琶湖パークウェイは無料開放された現在でも夜間通行止めとなっているようです。

これは安全がどうというより、走り屋さん達防止の意味合いが強いような気がします。

多分ちょうどいいワインディングだろうなぁ。

なんか古代の船が・・・。

そういえばこの辺りは湖底遺跡が発見されているらしく、古代の風を感じられるエリアとなっています。

やっぱ水と文明は切っても切り離せませんね。

琵琶湖最北部に位置するこの辺り。

なんか日本の湖にはあまりない、独特の雰囲気を感じます。

カヤックとかが似合いそうです。

北米っぽい??

別日に撮影した晴れた日ではこんな感じ。

ここはドライブコースには最適です。

片側1車線が確保された快適な道。

峠っぽくないなぁ。

まぁまだ湖畔ですからね。

この先に何かあるのかな??

こういうところを見ると沼っぽい。

ゾンビが出てくるキャンプサイドを想像しちゃいます。

ホラー映画の見すぎか?

あの桟橋が気になる・・・。

最近守備範囲が広がってきたな・・・。

今回は自重しようかな・・・。

理由もあるし・・・。

同じ場所でも天気が違うと、こうも印象が変わります。

これなら子ども達が桟橋から飛び込んでるイメージになりますね。

ゾンビはなかったことにしときましょう。

ここから水運を用いれば一気に大阪湾に出ることも2可能と思うと、やはりでかい琵琶湖。

奥琵琶湖と呼ばれるこの付近ではあまりその広大さは感じませんね。

海津大崎で有名な桜はこの辺りにも植えられています。

春先のドライブ、また来ようかな。

沖には琵琶湖で最も有名な島が浮かんでいます。

竹生島

島内には神社がありますが、現在は無人島。

県内各地からフェリーが出ています。

ほぼ同じアングルで晴れた日の写真です。

ぼんやりと神社が見えますね。


この竹生島にはとある伝説があります。

伊吹山の神様と金糞岳の神様が高さ比べをして、負けた伊吹山の神様は金糞岳の神様の首を切り落とし、滋賀県で最も高い山となったそうです。

その時転がり落ちた首が琵琶湖に落ち、それが竹生島となったといわれています。

その為、金糞岳の標高に竹生島の標高を足すと伊吹山よりも高くなるんだとか。

日本の神様気短い・・・。

奥になんか見えてきた!!

これはのんびりドライブを楽しんでる場合じゃなさそうだぞ!!

実は何を隠そうここまでの道のりはれっきとした県道でした。

滋賀県道513号葛籠尾崎大浦線
(つづらおさきおおうらせん)

葛籠尾崎とはここまで湖畔を辿ってきた半島の名前。

この滋賀県道513号はどうやら・・・、

ここからが本番らしい!!

左の登る道が滋賀県道513号の続きとなります。

センターラインが黄色の実線となりいよいよ峠の雰囲気が出てきました。

物々しく林立する看板類。

ここから先がここまでとは違うということを如実に表しています。


ちなみに冬季通行止めもここから先に対して行われています。

ここまでは冬でも通行可能ですよ。

思い立ったかのように急に標高を上げ始める県道512号。

しかしこのカーブでガードロープとは心もとない。

下りでスピード乗ってたらすっ飛んでくんじゃないの??

この区間は3重の非常に幅広い九十九折れで一気に標高を挙げています。

この九十九折れの最上段が、先ほど湖畔から見えていた道ということになります。

取り敢えず写真は2段目に突入したところですね。

向きが変わりました。

さすが元観光有料道路だけあって、景観はかなり素晴らしい。

特にこのヘアピンの桜並木なんて、春はさぞ美しいことでしょう。

この辺は桜押しなんですね。

ヘアピンフェチは何回来ても同じような写真を撮るようです(汗。

もう少しバリエーションないのか自分。

こうしてみると何とも情けなくなりますね・・・。

空が広くなりいよいよ九十九折れの最上段に上り詰めました。

ここからはトラバースしながら徐々に稜線へ接近していきます。


しかし結構車とすれ違うな・・・。

休日だから当たり前か・・・。

観光地が観光地として生きているのを見ると嬉しくなります!

これは1回目の探索時の写真ですが、この辺りは結構な頻度で工事しています。

まぁ理由はこの急峻な地形と地質による土砂崩れ。

2回に1回は工事してるな。

観光道路としては結構致命的じゃないのか?

場所によっては簡易な駐車場が用意されていて、景色を楽しむことができますが・・・、

これはちょっと簡易すぎじゃね??

湖畔の町は先ほどまでいたつづらお荘などがある街。

見えている道は今いる道と同じ滋賀県道512号。

ここでも同じ木の間から同じものを写していた自分。

俺は成長してないのか。

同じものを写してるだけならまだしも、同じ木の間ってどんな感性だよ。

まぁここがベストポジションだということにしておきましょう。

いっきに標識類が増えて、何やら道が複雑な絡み方を始めました。

取り敢えず第1ステージは終了のようです。

次回はいよいよ、核心部へ!

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

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