海津大崎の隧道群 前編

滋賀県は隧道の宝箱や!

いきなりのハイテンションでお送りしています(笑。

前回の谷坂隧道編でお話しした通り、滋賀県は凝った隧道の多い土地柄です。

また琵琶湖の影響で天井川が多くそれもまた隧道を増やす要因になっています。


さてそこで話題から外すことが出来ない人物。

村田 鶴

彼の隧道は素晴らしい。

前回の谷坂隧道、彼の作品だと言われている賤ヶ嶽隧道

共に僕の好きなポータルランキングでトップ2を独占しています。


しかし今回の隧道は彼の作品ではありません。

同時期に活躍した別の設計者の作品群です。

なにはともあれ、レポスタート!

色々と誤解を招きそうな(笑)写真からスタートですが、ちゃんと停車して撮ってますので悪しからず。

ここは国道161号、高島市マキノ町海津の交差点です。

あそこに見える信号を左折した先に、今回の目的である隧道が控えています。

曲がった先はこんな景色、この道も県道に指定されています。

滋賀県道54号海津今津線(かいづいまづせん)

ただこの主要地方道、ちょっと不思議な指定され方をしてまして・・・。

ここで突然県道名が変わります。

滋賀県道557号西浅井マキノ線

(にしあざいまきのせん)

というのも県道54号の起点が国道や県道でもなく琵琶湖に最接近するこのカーブになっているので、こんな不思議な現象が起こります。


別に国道161号の交差点を起点にしてもよかったんじゃ・・・。

わざわざ重複してまでここを起点にしなくても・・・。

他県民からはそう思われても仕方ない指定基準です。


しかし滋賀県の全てのものは琵琶湖基準。

これぞBiwa Lake Standard!!

隣県民としてはその心意気、買います。

レイクサイドロードのお手本のような県道557号。

ここは桜の名所としても有名で、海津大崎の桜と言えばこの周辺では知らぬ者の無いほどの有名スポットです。

あと2ヶ月後にはこの辺を人がごった返してるわけですよ。

この桜並木はこの先、滋賀県道513号葛籠尾崎大崎線とぶつかるまで続きます。

春は(人が少ない平日なら)本当に美しい道です。

三重県道11号で見たのと似た石碑があったので、「ここも道100選だったか!?」と色めき立ったのですが、こちらは同じ100選でも「桜の名所100選」でした。

滋賀県では他に、長浜市の豊公園が選出されてるそうです。

どうでもいいですが、これともう一枚撮った写真では石碑に自分の顔が思い切り写り込んでて一瞬心霊写真かと焦りました。

どうでもいいですか。そうですか。

左手には大崎観音があります。

国道161号沿いには有名な学問の神社、海津神社がありますし、神社仏閣が多い土地柄なんでしょうか。

そしてここから正面を向けば、もう見えています。

小雪降りしきる中、明らかに古い隧道・・・。

しかしこの風景、いいなぁ・・・。

扁額は最初からないのか、苔もしくはプレートで消されているのか、発見できませんでした。

しかしこの隧道の素性はわかっています。


大崎1号隧道(おおさき1ごうずいどう)

石積みが美しい。

隧道上はお寺の境内ということもあり、なかなか雰囲気のある隧道です。

1号隧道はそれほど長い隧道ではありません。

そして直線なので、もう2つ目が見えていますね。

しかし目視確認につき、慌てることはありません。

じっくり反対側も見てやりましょう。

東側坑口は・・・、なんだろう?

補強なのか?

高さ制限てことはなさそうですが。

ご存知の方、ご一報を!

振り返ればそこにはもう見えています。

大崎2号隧道(おおさき2ごうずいどう)


こちらは完全に補修されています。

地盤がもろかったんでしょうかね。

改修された隧道にはあまり興味が無いので、一気に通り過ぎます。

こっちのポータルはいい!

この隧道群の特徴としては東口と西口でポータルが全く違う所が挙げられます。

統一感が無いと言われればそれまでですが。

コンクリート吹きつけと石積みの組み合わせは個人的に結構そそられます・・・。

2号隧道と3号隧道の間にはお店がありました。

夏の間だけ営業してるんでしょうか?

しかしあのスプライトの看板・・・。

いいね!


さて、ここらで一旦レポを閉じさせていただきます。

続きは3号隧道からですが、なかなかどうして。

色んな顔のポータルがあるもんです。

以降、後編へ!

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

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