旧国道8号第12弾 河野区間 後編
がさがさがさがさ
ぶえっ!ぺっぺっ
(草が口の中に入った)
がさがさがさがさ
ばしっ!いてぇええ!!
(落ちてた枝を踏んづけて跳ね返ったのがすね直撃)
抜けた!!!
ひゃっほぅぅぅぅうう!!
大漁だぜ!
晩飯のおかずにはならないけどな!!
再びその姿を現した旧道。
しかしその趣はガラッと変わっています。
振り返って見た藪の壁。
写真中央右のわずかな隙間から転がり出てきたわけですね。
右側に写っていますが、ここにはフェンスがあり一般人は基本的に入れないようになっています。
・・・まぁ僕が来たルートには何も書いてありませんでしたし・・・
行っちゃいますか!
左にショベルカーが見ますが無人でした。
工事止まってる??
盛り土によって半分ほどを埋められている旧道。
しかし工事用の通路としてかろうじて生きながらえているようです。
こう見ると元1級国道とはとても思えない状況ですね。
荒れ果てた道に刻まれたダブルトラックは、どこか林道を髣髴とさせる光景でもあります。
国道も林道も同じ道、道の肩書は人間以上に大きな影響を与えます。
振り返るとここはどんな山奥やねんと突っ込みたくなるほどの景色が。
隣の砂利山の向こうには国道8号現道があるのですが、それを知らなければ山奥の林道にしか見えません。
しかしそんな場所にも、ここがかつて国道だった証は残っています。
デリニエーター!
建設省とは懐かしい。
建設省が運輸省などと共に国土交通省となったのは2001年1月。
ここはそれ以前に旧道化したのか。
そんな昔じゃなかったと思うんですが・・・。
直し忘れか??
路面がこれだけ荒れているのは重機が通るからでしょう。
それがまた林道っぽうく見える原因ですね。
ただし現役当時から、旧1級国道にしては確かに貧弱な区間であったことは確かです。
路肩も少なく、下り坂でスピードが出やすい場所なので危険と判断されるのも致し方なしと言えそうですね。
よく見るとセンターラインが残ってるんですよ。
はみ出し禁止の黄色いやつが。
この光景はちょっといいな・・・。
光のカーテンの向こうになんか見えてきました。
しかしゴール間際のこの地点。
実はいろいろ隠れているのです。
完全封鎖のゴール
しかし宝探しはまだ続いていますよ。
まずは水準点
三角点と比較して、レア度の高い水準点。
これがある限り旧道が完全に消失することは無いでしょう。
藪に消えることはあるかもしれませんけどね。
そして再びデリニエーター
こういう路肩が藪にやられてるところだと、どこまでが道だったかを推しはかるいい材料になります。
こっちにもしっかり建設省と書かれていました。
この先どんどん埋もれてくんだろうなぁ・・・。
お化けのようなセイタカアワダチソウが襲ってくる端点。
僕はこいつの花粉症なので、なかなか辛いんですが・・・。
この先のピークで大谷第一隧道と出会って、一連の旧道群は一つに繋がります。
福井県内ではとりあえず、第一部完といったところでしょうか?
この先の越前市内はどう見ても一筋縄ではいかなそうですし・・・。
滋賀県にも突入する必要がありますしねぇ・・・。
特に新道野越の滋賀側は近いくせにまだ手付かず。
雪が溶けたらやりたいことが山積みです。
しかしなんにせよ、ここでひと段落です。
お付き合いありがとうございました!
旧国道8号シリーズ
第一部
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