石川遠征第1弾 七海隧道群 逆さ茸の恐怖編

北上している今回の旅ではいったん戻ることとなるこの場所は七海第2隧道(しつみだい2ずいどう)の穴水側。
いったんスルーしていましたが、明らかに怪しい平場は目についていました。
怪しいねぇ・・・。
見る人が見れば一目瞭然な旧隧道線形。
時間に余裕が無かったとはいえ、やはりチェックは必要でした。
そして明らかに旧道跡!
そして山へ向かう線形はこの先の展開を予感させるナイスフラグ!
期待が高まります。
なんか階段あるんですけど・・・
そしてその上にもなんかあるんですけど・・・!!
この明らかに勾配を保つ線形。
そしてこの場所。
やはりこれはアレですよ。

のと鉄道能登線廃線跡

(のとてつどうのとせんはいせんあと・レポ未)

2005年に廃止されたのと鉄道ですが、廃止後10年という比較的新しい廃線ということもあり、かなり多くの遺構が残っていることで知られています。
というよりこの国道249号と共に旅をすると、もはや目にするのを避けられないレベルといっても過言ではありません。
しかしここは別の探索ついでにさくっとやれるような規模じゃありません。
今回はスルーしといてやる!!
それより今はこの先だ!!
さぁ何が出る??

木ジャマ!!

路盤だろ、ここ??

出たぁ・・・

旧七海第2隧道

(しつみだい2ずいどう)

第3隧道と同じく、こちらも煉瓦の重厚スタイル。
時代を感じる佇まいが見事です。
ただなんかアーチのシルエットがおかしい気が・・・

なんだあれ・・・

逆さ茸!!!

いったい何がどうなってこんなことになったんだ!?
つうかあの物体は何だ??
本当に茸??

いや馬鹿な!!!

恐らく坑口付近の煉瓦が崩落し、その部分を保護するために取りつけた鉄板がその上部に固定された岩盤を伴ってずり落ちてきたというのがこの状況。
しかしそんなケース他に見たことないぞ。

しかしひとつ確実に言える事。

このキノコの下には絶対に立ってはいけない。

よく見てみればアーチ環も結構ヤバいことに・・・。

迫受石がもうあかん状態

迫受石とはアーチを形成する半円状の石材を地面と垂直に支える壁材に受ける、アーチ頂点の要石に次いで重要な石材。
ここが崩れればアーチは一気にその強度を失い、崩壊する可能性すらあります。
それがこんな僅かな接点だけで支えてるなんて・・・。
この隧道、余命は永くないかもしれません・・・。
余命いくばくかと思しき隧道へ。

いざ入洞!!

この道往けば act2

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