三重遠征第1弾 多志田川の謎の橋

見つけちゃった

こういう瞬間があるからこの趣味はやめられない。

何度も通ったことのある場所で、予想外の発見があることもあるのです。

場所はこちら!

地図には確かに小さな橋が書かれていました。

この橋が渡る川の名は多志田川(たしだがわ)。

地図左端の三岐鉄道もこの川を渡りますが、そちらには多志田谷めがね橋という2連アーチ橋があったりします。


しかしそれより、今はこのちっぽけな橋だ!

レポスタート!!

三重県いなべ市

そういえば今年は紀伊半島遠征はありましたが、三重への遠征はこれが1回目だったんですねぇ。

太平洋側の拠点が四日市なんで、今後この付近はさらに深くまで掘っていきますが。


写真は国道306号が重複を離れ、鞍掛峠へ独り立ちする交差点の青看板です。

あそこの復旧工事も長いなぁ・・・。

ちなみに僕は使用頻度の関係で国道365号をメインに考えているので悪しからず。

敦賀市内を通らない国道で一番よく使うので・・・。

手前の後ろ向き団子おにぎりが重複区間最後の団子ですね。

現場から見た写真がこちら。

青い現道の多志田橋(たしだばし)は目と鼻の先です。


そしてこの現道の橋の上から左を見たのが今回の発見につながりました。

何度もこの道通っていますが、国道306号との分岐に気をとられ、ここのチェックは抜けていたようです。

そもそも夜とか夕方が多いからなぁ・・・。

それじゃあ見てみる??

沈下橋!!!

・・・だよね・・・これ?

ぺらっぺらやな!!

まぁこの手の橋はこんなもんでしょ。

さて、橋周辺のチェック開始!

遠くから見ればペラペラな橋も近くで見ればそれなりに重厚です。

三角形の橋脚がなんともアバウトな感じですが、支えとしてはしっかりしていて流失はなさそうですね。


沈下橋(ちんかきょう)とは大雨の時に「冠水しても大丈夫なように作られている橋」のことです。

地域によっては潜水橋(せんすいきょう)、潜り橋、沈み橋、地獄橋なんて呼ばれ方をすることもあります。

特徴としては何と言っても欄干でしょう。

欄干がないか、もしくは非常に低いというのが沈下橋最大の特徴です。

それを踏まえて・・・、

これ・・・。

もしかしたら・・・。

欄干あったんじゃなかろうか??

欄干だけ流されて、その後除去されたような感じですよね。

やっぱり大雨時には沈むのか・・・。

等間隔で並んだ鉄パイプ。

これは間違いないでしょう。

かつてこの橋には欄干があったが、どこかのタイミングで流失したと考えられます。


となると沈下橋と呼んでいいものか微妙なとこですが・・・。

相当低い欄干だったのでしょうか・・・?

さてそろそろ渡るとしますか。

あくまで「遊ぶな」なので渡ってもいいはずですもんね。

この黄色のガードロープのようなものは、後付け感が漂っています。

治田小甫友会の方が付けたのか、しかしまぁ・・・。

後付けすら逝ってますが。

まぁ逝ってるとはいってもコンクリート桁のガーダー橋。

丈夫なもんです。

渡ると意外と高さは感じましたが、怖さは全くありません。

こういうのははたから眺めるのが一番楽しいですね。

振り返っての一枚。

この狭さは軽トラサイズですねぇ。

狭い橋が大好きな僕と言えど、しゃりお君ではちょっと断念です。

まだまだ予定はたくさんあるので、ここで脱輪は勘弁!

橋の向こうにも道は続いています。

このボックスカルバートは国道306号へのアクセス路。

ここまでは轍もよく残っています。

潜ればこの状態。

う~ん、ごく一部の人の抜け道か・・・。

道は奥の舗装路にぶつかって終了します。

夏は藪まみれな気もしますが・・・。

三重には多くの沈下橋があるので、他も今後攻めていきたいなぁ・・・。

今後の目標が一つ増えました!


以上、多志田沈下橋編

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

0コメント

  • 1000 / 1000