第2次三重遠征 多志田谷拱橋 前編

僕の遠征レポの中でも有数の空振りレポ(笑)

多志田川の謎の橋

正体は何の変哲もない橋だったわけですが、この橋を調べるにあたって見つけたのが今回の物件。

まぁまずは地図をご覧ください。

前回の謎の橋より一つ上流部に位置するこの橋。

この橋は地元ではこう呼ばれているそうです。

多志田谷のめがね橋

めがね橋ということは当然アーチ橋だろう。

もしかしたら同じいなべ市内の明智川拱橋の通称「めがね橋」に肖っているのかもしれません。


しかしここは明智川の例にならってこう呼ぶべきではないでしょうか?

多志田谷拱橋

(たしだだにきょうきょう)

正式名が不明なため、これで勘弁してください。

図書館でも行ければわかるんでしょうが・・・。


なんにせよ、鉄道、県道、市道の3本を頭上に通すアーチ橋。

ぜひ見てみたい!!

レポスタート!

現在地は国道306号

いまにも雨が零れ落ちそうな空模様の中、探索開始です。


写真の交差点を左折すれば、目的の橋の上を通る県道に入ることとなります。

三重県道615号西野尻垣内線
(にしのじりかきうちせん)

今回はこの県道に大変お世話になるので、県道の起点つまり最後までレポしましょう。

終点から起点に向かう旅となります。

いたって普通の県道。

いや、逆に三重北部の住宅街の県道で普通ということがいかに素晴らしいか。


3km置きに狭窄1回挟んでくるからね。

その点この県道はなかなかの優良路線と言えます。

探索以外の県道くらい普通に通りたいんだよ!

(一線越えればネタ発見!って喜びますが(笑))

やがて今回の橋を共に超える相棒が現れました。

三岐鉄道三岐線(さんぎてつどうさんぎせん)

三岐鉄道と言えば上の六把野井水拱橋編でもお話しした通り、近鉄の傘下に入らなかった三重県唯一の私鉄。

北勢線は平成に入ってから近鉄から譲渡されたものですが、この三岐線は三岐鉄道が守り抜いた歴史そのもの。

いつか三重と岐阜を繋ぐという夢が叶うといいですねぇ・・・。

県道はこの先で三岐鉄道をくぐります。

しかしおかしい。

くぐる前に橋のはずなんだ。

これは僕が得意とする、

ボーっとしてて気づいたら橋渡っちゃってたパターン!

となればここは右に折れるのが正解でしょう。

こういうルートで目的地に挑みます!

まずは東側をやっつけてやるぜ!

ただ多志田谷の地図記号が、橋梁の記号じゃなくて隧道の記号なんだよなぁ・・・。

う~ん・・・。

曲がるたびに道が細くなります。

行けるとこまでしゃりお君で行ってやるぞ!

このあともう一つの探索に時間を残すため、こっちも必死なんだ!!

明らかにしゃりお君が通ることは想定されていないであろう道幅の道を突き進みます。

この道は既に畦道らしく地図にすら記載がありません。

奥の森の手前が多志田川。

行けるとこまで行ってやる!!

丁度いい具合に道が川沿いに橋の方に伸びています。

そしてガードレールが近い!!

こんなとこまで入ってくるんじゃなかった…(涙)

さすがにここからは徒歩です。

しかしこれ下に下れないかな・・・。

ここからじゃなんも見えない。

また時期を間違えたか・・・。

なんかある

間違いなくなんかある。

くそ!この葛の海!!

下が見えないのは危険すぎる!!!

!!!

橋脚らしきもの発見!!

しかしあれ・・・。

めちゃくちゃデカくないか・・・??

というかあの形状・・・。


なんにせよ東側からじゃこれが限界か・・・。

西側へ回るとします!!

この道、一応先ほどの橋の上に出られるのですが・・・。

しゃりお君ではキャパオーバー・・・。

鬼バックか・・・(涙)

ルート的にはこんな感じ。

相変わらず細そうなアクセス路ですが、こっちよりは東側よりは若干マシ・・・。

先ほどから何度か映り込んでいる黄色い車両が特徴的な三岐線。

北勢線も同じでしたっけ?

明智川拱橋とか絵になるんだろうなぁ・・・。

さて別の橋で築堤を潜り抜けると道はこんな感じです。

右に入れるところで入っちゃいましょう。

あの奥のガードレールの橋は多志田川を渡る橋。

あの橋付近から川床に降りられればベストなんだよなぁ・・・。

コンクリート護岸に苔のコンボは厳しいな・・・。

下りられても登れないパターンの奴や。

となると最後の手段は・・・。

柵の中に紛れた出入り口・・・。

錠はついていない・・・。

振り返って確信。

こいつはいけそうだ!!

期待に胸を膨らませ・・・、

後編へ!!

この道往けば act2

福井県を中心とした。酷道、廃道、旧道、峠、隧道の探索ブログ

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