第2次紀伊半島遠征 国道25号非名阪 威風堂々編

前回最後の写真。

いよいよ三重県が近づいてきました。

地名も三重県の物が増えてきて、その実感が増してきます。

はらがたわ峠を思い出す光景。

新旧道の関係は同じですが、違うのはどちらも現役国道だというところ。

何とも切ないな・・・。

この先どうやら国道25号は右折するようです。

そしてこの変則五叉路。

県境間際では一種異質な空間です。

これも2ケタ国道のなせる業でしょうか。


関係する道は全部で4本。

国道25号以外、全て起終点となっているのも見逃せません。


国道25号(非名阪・現在地)
京都府道・奈良県道4号笠置山添線

(かさぎやまぞえせん・レポ未)
奈良県道181号遅瀬西波多線

(おそせにしはたせん・レポ未)
奈良県道・三重県道785号山添桔梗が丘線
(やまぞえききょうがおかせん・レポ未)


そもそも越県県道が2つ混じってますが、それぞれ別の府県との越県というのが異質。

この場所がそれほど地図上で「微妙な位置」にいるということですね。

非常に暗い写真で申し訳ありません。

まだカメラを使いこなせておりません(汗。


変則五叉路の中心部で撮った写真。

後ろに県道161号と785号がわかれて伸びています。

直進が県道4号、そして右折するのが国道25号・・・。

もう見えてますよね??

その姿、まさに・・・、

威風堂々!!

五月橋(さつきばし)

何とも風流な名前。

この橋で県境となっている名張川(なばりがわ)を渡ります。

あたまのてっぺんに毛がさんぼん♪

橋の手前にあるこの立派な親柱。

僕が過去に見たものの中でも最大級のデカさです。

そして竣工当時は頭の上には3本の毛ではなく、ランプが備え付けられていたそうです。

それはまさに壮観な光景だったことでしょうね。

昭和2年起工
昭和3年竣工

戦前どころか、ほぼ大正という歴史溢れるこの橋。

重厚感漂うトラスが堪りません。

ポニートラストとプラットトラスを合わせた、重厚な造り。

橋脚も力強いですね。

さてそろそろ渡りたいと思いますが、その前に見逃せないものが・・・。

彰功碑

この橋は波多野村村長だった中西樽次郎なる人物の功績によって建設され、それこそが地物住民たちの悲願であったという旨が記されています。

現に中西氏が作った道は国道に指定され、現在でも曲がりなりにも国道指定を受け続けているのです。

素晴らしきかな、昔の村政・・・。

平行弦下路プラットトラス橋

さして珍しくもない形式です。

しかし完成から86年経ってなお、現役であり続けるその姿は一言では言い表せない迫力があります。

ポニートラスからの分かれ目に貼られた三重県特製おにぎりシールが誇らしげ。

橋の鋼材については詳しくはありませんが、こういう構造の物を見ることはあまりない気が・・・。

気のせいかな?

詳しい方ご教授ください!

遠くに見える赤い橋。

あれが名阪国道が名張川を渡る橋です。

新五月橋

近くの奈良県側には五月橋インターチェンジもあります。


この地域の住民にとってこの橋がどれほど愛され、大切にされてきたか。

それが伝わってきて、嬉しくなりますね。

さて、ここで突入。

三重県伊賀市(いがし)

まぁ伊賀市については後程、お話しするとしてまずは五月橋だ!

こちらの親柱は埋まっております・・・。

これは舗装されたときに嵩上げされたとみるべきでしょう。

地盤沈下なら橋が崩れるでしょうし・・・。


さて、ここからはニューステージ。

三重県での旅が始まります!

とは言ってもあんまり変わらんけどね!

治田川(はったがわ)にかかる橋もトラス橋でした。

双川橋(ふたがわばし)

1987年竣工のワーレントラス橋。

こちらもいい感じで味が出てますね。

なんか廃道あるなぁ・・・。

これも気になるなぁ・・・。


そして僕はこの区間、五月橋ばかりに気を取られ橋を一つ見落としてしまいました・・・。

しかも旧25号の廃アーチ橋。

長尾橋(ながおばし・レポ未)

ここはまた必ず来なければ・・・。

さて新たなステージが始まる三重県へ!!

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